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宗像・城山中学校の卒業生や地域住民、既存校舎に別れ 新校舎完成で

城山中学校の在校生

城山中学校の在校生

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 宗像市立城山(じょうざん)中学校(宗像陵厳寺1)の「既存校舎 おわかれ見学会」が12月30日と1月4日、開催された。

築50年の既存校舎

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 同中学校は、1947(昭和22)年4月22日に開校。現在、吉武小・赤間小・赤間西小校区から705人が通学し、宗像地区内では最も生徒数が多い。築50年の既存校舎は老朽化や施設規模に課題があり、3地区のコミュニティーからの改築要望をきっかけに校舎改築事業がスタート。昨年12月に新校舎が完成した。

 「おわかれ見学会」では、卒業生や地域住民が思い出の詰まった既存校舎で懐かしさに浸って思い出話をしたり、写真を撮ったりする姿が見られた。

 1987(昭和62)年度卒業生の一人は「当時はまだ校舎は新しくて、昇降口の横で皆とキャッチボールをしていた。給食室はなかったが、部室は昔と全く変わらない。京都から福岡に帰省して参加したが、校舎がなくなるのは寂しい」と話す。

 同中3年の生徒は「約3年間、歴史ある校舎で過ごしてきた。新学期からは新しい校舎で、卒業まで学ぶことができる。私たちが在校するのは短い期間だが、新しい校舎が楽しみ」と笑顔を見せる。

 新校舎は、1階から4階の各階を「海・川」「大地・木の幹」「葉山」「空」をイメージして配色したほか、地元に自生する広葉樹を活用した内装材などが特徴。市立学校では初めて空調設備を有する体育館や防災トイレを設ける。

 1月12日は地域住民を対象に「新校舎見学会」(14時~16時)を行う。

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