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芸術祭「響きあうアート宗像」、有志9人が実行委員会立ち上げ準備着々

参加アーティストの過去作品(写真提供=響きあうアート宗像)

参加アーティストの過去作品(写真提供=響きあうアート宗像)

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 宗像市民を中心とした有志9人が現在、芸術祭「響きあうアート宗像」開催に向け準備を進めている。

大島会場の一つ「砲台跡地」(写真提供=響きあうアート宗像)

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 「響きあうアート宗像」はプレイベントを2月24日・25日、展示を3月9日~3月24日に行う予定の芸術祭。発起人は「Gallery Wabi(ギャラリーわび)」(宗像市田久2)オーナーの武藤美奈さん。宗像市民を中心とした有志9人で実行委員会を立ち上げた。

 武藤さんは「13年間ギャラリーを営業してきて、『アートに触れたことのない人にもアートの楽しさや大切さを伝えたい』との思いが強くなってきた。室内という閉じた環境ではなく、野外展示であれば誰でも気軽にアートに触れられるのではと考えた」と話す。

 展示会場は、宗像市大島と唐津街道赤間宿、鎮国寺(吉田)の3カ所を予定している。「大島の素晴らしい自然や歴史ある唐津街道赤間宿の建物から、作家の先生たちがインスピレーションを得て作品を作り、まさに『まちと作品』が響きあってアートが生まれる。見た人が何か感じて『作品と人』が響きあってもらえたら」と武藤さん。「大島は過疎化の課題、赤間宿は古民家維持の課題がある。芸術祭を通じ町への関心も深めてもらえたら」とも。

 芸術祭の運営資金はクラウドファンディングで集め、大島への作品運搬費や作品制作費などに充てるという。支援募集は12月25日まで行う。

 武藤さんは「ここまで、私たちの思いに多くのご支援をいただきうれしい。特に大島に展示予定の大型彫刻制作や運搬に巨額の費用がかかる。多くの方にアートに触れてもらうため観覧無料で開催したい」と意気込む。

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