「むなかた子ども大学メインキャンパス」が11月23日、宗像市内で開かれた。主催は宗像市教育委員会。
宗像市内の小・中学生が、企業や大学などさまざまな分野の講師から好きなことや興味のあることについて学ぶ同イベントは今年で3回目。
「グローバルアリーナ」(宗像市吉留)と「福岡県立少年自然の家」(神湊)の2カ所で開催し、32の大学と企業が講師を派遣した。「宗像警察署」による「警察官コース(警察署で警察官体験)」、「九州旅客鉄道」による「駅員コース(JR赤間駅で駅員体験)」など、宗像市内の施設に行く体験コースも用意した。
企業として初参加したイケア・ジャパン(糟屋郡新宮町)広報担当者の松川知佳さんは「地域に出向いて子どもたちと時間をかけて触れ合う機会が今までなかった。子どもたちと一緒にワークショップができて楽しかった。イケアのことを知ってもらって、親しみを感じてくれたら」と振り返る。
同イベントを企画した宗像市教育部教育政策課の賀来元彦さんは「むなかた子ども大学メインキャンパスに参加した子どもたち一人一人が、今日の学びを通じて得た『夢を実現させたい』『もっと知りたい』『もっとできるようになりたい』との気持ちをエネルギーに学校や家庭などで努力を重ね、志を果たす日がやってくることを願っている」と話す。