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いせきんぐ宗像で「古代フェス」 地元出土の文化財かたどったグッズ販売も

(右から)宗像市世界遺産課の西依由里香さん、「コダイプレス」編集長の中村麻衣子さん

(右から)宗像市世界遺産課の西依由里香さん、「コダイプレス」編集長の中村麻衣子さん

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 「ムナカタ古代フェス」が11月4日、「田熊石畑遺跡歴史公園(通称=いせきんぐ宗像)」(宗像市田熊2)で開催される。主催は宗像市教育委員会。

宗像で出土した埴輪をモチーフにしたパン

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 会場では、宗像市内で出土した埴輪(はにわ)や銅剣、ジョッキ型土器などの文化財をモチーフにしたグッズや菓子を販売する「古代マーケット」をはじめ、同公園で収穫した米、土笛を模した揚げパン、宗像のジビエを使ったメニューを販売するキッチンカー出店を展開する。

 同公園で発掘作業に携わった人に発掘の疑問を聞く「古代トーク」、実物の文化財を見ることができる「出張博物館」、食事に使っていたふた付き皿の坏身坏蓋(つきみつきふた)を作る「ツキミツキフタワークショップ」、弓矢や土器パズルなどが楽しめる「歴史体験コーナー」なども行う。

 イベントを企画した「コダイプレス」編集長の中村麻衣子さんは「宗像市の古墳は単に保存して守るだけでなく、地域に開かれた場所としても活用されている。古墳を隠して畑などにした地域も多くある中、『地域の歴史を残し守りたい』と考えた人たちがいたからこそ、出土したさまざまな文化財をモチーフにしたポップなイベントになった」と話す。

 宗像市世界遺産課の西依由里香さんは「古墳や遺跡は専門家などの限られた人のものというイメージがあるが、地元の方々のものでもあり、皆のもの。当公園では小学校の運動会や歴史体験を行ったり、市民の方々が散歩などで活用したりと、歴史が身近に溶け込んでいる。小さいお子さんから大人まで気軽に楽しめるイベントなので、この機会に参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は12時~18時。入場無料。雨天時は11月5日に順延する。

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