福岡県立宗像高校(宗像市東郷6)の電気物理部の生徒4人のチーム「MUNAKO Hercules」が国際大会「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」で総合優勝を果たし、1月13日、伊藤啓一校長、部活顧問の羽生禎伸教諭と共に伊豆美沙子宗像市長を表敬訪問した。
試合は1チーム2台のロボットで相手のゴールを狙う対戦型サッカー。2メートル40センチ×1メートル80センチのコートで事前にプログラムされたロボットが全自動で相手ゴールを狙って得点を競う。全5試合行い、戦績は3勝2敗。大会はサッカーの得点だけではなく、英語での論文、ポスター審査、プレゼンテーションや質疑も評価の対象となる。出場条件は19歳以下であれば誰でもチームで出場可能。
「1人の突出した天才的なメンバーを持つチームもいたが、今大会では「次世代のエンジニアを生み出す」という大会目標から『協同的な作業ができる』という部分が特に評価されたのでは」と羽生教諭は話す。
「初日はロボットがうまく動かず負けてしまったが、ホテルに帰ってロボットを調整して2日目から勝てるようになった。質疑などは事前に質問されそうなことを英語で担当者ごとに話せるように勉強して対応した。これまで支えてくれた方々へ感謝して、次は世界大会初優勝を目標に宗像に明るいニュースを届けられるように頑張りたい」と部員らは今後への意気込みを見せた。
メンバーは既に次の九州大会の準備に入っている。勝ち進めば全国大会へ、そして世界大会での初優勝を目指す。