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宗像大社中津宮で600年超続く神事「七夕祭」 4年ぶりに「七夕まつり」も

神事の様子

神事の様子

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 宗像大社中津宮(宗像市大島)の神事「七夕祭」と「大島七夕まつり」が8月7日、開かれる。

神事「七夕祭」

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 世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の一部でもある宗像大社中津宮の境内には「天の川」が流れている。天の川を挟み、向かい合うように「織女(しょくじょ)神社」と「牽牛(けんぎゅう)神社」があり、「七夕伝説発祥の地」ともいわれている。

 中津宮で開かれる神事「七夕祭」は、島内住民や島外からも多くの参拝者が訪れ、竹灯籠やササに短冊や七夕飾りを付けたり、美しく境内を飾ったりして、短冊の願いが届くように祈る。

 同日開かれる「大島七夕まつり」は、大島港ターミナルから中津宮へ続く道を吹き流しやササ竹で装飾し、島が七夕一色に染まる。中津宮境内下の公園では、大島の特産品などを販売するさまざまなブースが出店するほか、ダンス、合唱、和太鼓、シャボン玉アーティストなどのステージも行う。

 昨年、同祭で祈願し恋愛が実った夫婦が報告を行うとともに、家内安全を祈る「結婚奉告祭(けっこんほうこくさい)」も行う予定。今年は1組の報告があるという。

 宗像市産業振興部元気な島づくり課の豊福徳保さんは「七夕祭の時に装飾する、宗像大社中津宮の『竹鳥居』『竹明かり』の制作にも関わった大島学園の子どもたちが、ステージでダンスや合唱を披露するので見てほしい。古くから大島の人々によって紡がれてきた七夕行事。今回、コロナ禍の影響で4年ぶりとなるが、島を挙げて行う七夕行事を多くの方に楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 当日21時、大島港ターミナルから貸し切り船が出航する。料金は、大人=600円、子ども=300円(浴衣・甚平を着た人は無料)。

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