「世界遺産 海と炭鉱(やま)のカードラリー2023」が7月17日、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」と「明治日本の産業革命遺産」の2つの世界遺産を会場に始まった。
「世界遺産オリジナルカードケース」 いずれかのカード5枚集めるともらえる
世界遺産の構成資産やガイダンス施設を訪れたり、地域での体験プログラムに参加したりすることにで世界遺産カードがもらえる同イベント。世界遺産を巡るラリーイベントは今年で3年目。2021年はスタンプラリー、2022年はスタンプ・クイズラリーを開催し、昨年は2000人を超える参加があったという。カードラリーは初の開催となる。
世界遺産カードには、世界遺産に関連したイラストや解説を記載するほか、カードゲームも楽しめるよう「RP(レアポイント)」や「属性」なども記載。いずれかのカードを5枚集めると「世界遺産オリジナルカードケース」を進呈するほか、26枚全て集めると先着50枚限定で「激レアカード」を、先着10人に「okinoshima帽」という沖ノ島をイメージした手編みのオリジナル帽子を、それぞれ進呈する。
カードの配布場所を訪れるだけでなく、体験プログラムでもカードを配布するのが大きな特徴。「大きな勾玉(まがたま)を作ろう」(海の道むなかた館)、「モマ笛絵付け体験」(津屋崎千軒なごみ)など、7月18日時点で23の体験プログラムを用意。中には申し込みが必要なものもあり、内容は随時更新予定。カードは体験につき1枚、体験プログラム全体で最大3枚まで配布する。
主催する九州国立博物館・世界遺産室の豊崎修平さんは「宗像・福津だけでなく、北九州や大牟田なども会場なので全27枚のコンプリートは簡単ではないが、ぜひ挑戦してほしい。世界遺産カードはコレクションするだけでなくカードゲームもできるので、夏休みのお出かけ先として楽しく集めてもらえたら」と参加を呼びかける。
10月1日まで。