「自家焙煎珈琲(ばいせんコーヒー)豆屋 珈琲まつり」(福津市中央3、TEL 090-7294-7015)が福津・中央にオープンして、7月13日で5周年を迎えた。
常連客から「祭り長」の愛称で親しまれる店主の五島千里(ちさと)さんは、祭り事が好きで「来てくれたお客さんが楽しんで、喜んでくれるものを提供したい」という思いから店名を決めたという。
「SCAJ認定 アドバンスドコーヒーマイスター資格」を保持する五島さん。元々は別の仕事をしていたが、結婚・出産を機に退職。「普段からあまりコーヒーを飲むタイプではなかった」が、コーヒー専門店でアルバイトをしたことがきっかけで「気が付いたら豆を焼いていた」と振り返る。
その後、起業して個人でコーヒーを焙煎(ばいせん)・販売していたところ、桑原整形外科(中央6)の福元智子院長から「ぜひ店を出してほしい。福間駅から降りてきた人たちが焙煎の香りを楽しみながら、この道を通れたらすてきなのでは」と声をかけられ、これが後押しとなり開店を決意した。
店内では「自家焙煎のスペシャルティコーヒー」(520円)などのカフェメニューのほか、「季節のフルーツサンド」(1,280円~)、「バレリーナパフェ」「プリンアラモード」(以上1,480円~)など旬の果物をふんだんに使ったボリューム感のある一品を用意する(果物の種類により価格変動あり)。季節限定メニューは、「あまおうイチゴ」(1月~ゴールデンウイークごろ)、桃(7月~8月末)、シャインマスカット(盆明け~9月)を使う。このほか、カキ氷や焼き芋を販売するほか、「縁結びカフェ」を予約制で不定期開催。店前にはコーヒー豆の自動販売機も設置する。
五島さんは「いろいろ至らない点があるところをお客さんが温かく見守ってくれている。いつも影で支えてくれている家族にも感謝している。これからも『皆さんが食べたい』と思うものを出したいので、いろいろなメニューを取り入れて自由にやっているのを笑って見ていてほしい」と話す。
「福津市の海岸沖に『恋の浦海中展望塔』を作りたい」という夢も持つ五島さん。「故郷である福津に観光に来てくれた人たちに、もっと美しい海を見てほしい。日本全国に7カ所ある海中展望塔はいずれも約40年稼働していて、閉鎖された施設は一つもない。環境に配慮しながらも福津市の財政に潤いをもたらすような施設ができたら」と目を輝かせる。
営業日時はインスタグラムで知らせる。テイクアウトはLINEで要事前予約。支払いは現金のみ。