世界遺産沖ノ島検定の「上級検定」が7月17日・20日・22日・25日の4日間、宗像大社清明殿(宗像市田島)、福津市文化会館カメリアホール(福津市津屋崎)、海の道むなかた館(深田)の3会場で初めて行われる。
出題資料の1つ、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群公式ガイドブック
世界遺産沖ノ島検定は、世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の価値や魅力を多くの人に知ってもらい、世界遺産の保存や活用の取り組みに賛同・参加してもらおうと、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会が主催。
今年3月、オンライン検定の形で「初級検定」をスタート。3択問題を30問出題し、オンラインで誰でも無料で受検することができる。これまでに約1000人が受検し、約360人の合格者がいるという(複数回受検できるため延べ人数)。
上級検定は初級検定合格者のみ受験可能。60分間の筆記試験で、記述式の問題を40問出題する予定。出題資料も開示し、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群公式ガイドブックなどの刊行物や解説映像などで事前学習ができる。
上級検定合格者には、認定証の授与やホームページでの紹介のほか、沖ノ島神宝(8万点の国宝)などが収蔵展示されている「神宝館(しんぽうかん)」の入館料が1年間免除になるなどの特典を用意する。
検定事務局の九州国立博物館・世界遺産室の豊崎修平さんは「上級検定は特に、宗像・福津の地元の方々に挑戦してほしい。この検定をきっかけに、地元の宝である世界遺産をより深く学んでもらい、世界遺産を守り広める活動に、ぜひ参加してもらえたら」と受検を呼びかける。
事前のウェブ申し込みが必要で、7月10日まで受け付ける。受検無料。当日の受検受け付けは行わない。