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宗像のサバゲー場が1周年 元陸自レンジャーが運営、カレーも提供

堀之内琢磨さん(左から3人目)とサバゲ―参加者

堀之内琢磨さん(左から3人目)とサバゲ―参加者

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 宗像のサバイバルゲームフィールド「福岡サバゲーキャンプ宗像基地」(宗像市池浦、TEL 090-7383-6788)が4月30日、1周年を迎える。

フィールド内にある観戦台も。無料で見学できるほか、プレーヤーの交流の場にもなっている

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 サバイバルゲームは2つのチームに分かれ、エアガンとBB弾を使って撃ち合うアクティビティー。BB弾が自身の持ち物や体の一部に「ヒット」したら自己申告してフィールドを退場。仲間と協力して相手チームを全滅させたり、相手陣地のフラッグを奪ったりするなどして勝敗を決める。

 同フィールドを運営する堀之内琢磨さんは陸上自衛隊の元レンジャー。「レンジャー経験を生かしたサバゲーフィールドを作りたい」と、10年勤務した自衛隊を昨年、退職。知り合いから借りた4000坪の栗畑を切り開き、2年かけて設備や集客の準備などを行ってきたという。

 「皆が楽しめる基地」を目指し、子どもや女性、初心者でも「ヒット」が取りやすいよう、参加者のレベルに応じて弾速やエアガンの装備に制限を設けるなどハンデをつける。このほか、こまめに障害物の位置を変えたり、参加人数に合わせてフィールドの広さやエリアを変えたりするなど「何度来ても楽しめる」工夫を凝らす。

 夜戦にも対応。「畜光BB弾に光を当てて発光させることで、暗闇だと弾道がきれいに見え、昼戦とは違ったスリルが味わえる」と堀之内さん。

 陸上自衛隊糧食班の勤務経験もあることから、休日には元すし職人の両親とともにオリジナル「陸自カレー」も作り、販売。時間をかけて作るカレーは商品化の要望が上がるほど好評で、カレー目当てに訪れる参加者もいるという。

 県外からの参加も多く、「宗像基地でサバゲーがしたいから」という理由で宗像に引っ越してきた人や近くに転職した人も。「サバゲーを通じて宗像に人を呼び込むことができ、地域貢献できているのでは」と笑顔を見せる。

 「この一年、楽しくて充実感があった。参加者も子どもたちに合わせてくれたり、丁寧に教えてくれたりしてありがたい」と堀之内さん。「サバゲーの魅力はワクワクドキドキ感が得られること。おいしいカレーを食べ、たくさんの方に非日常の空間を楽しんでもらえれば。福岡で一番のフィールドを目指したい」と意気込む。

 料金は、平日=大人2,000円・子ども1,500円、休日=大人男性2,500円・大人女性・高校生2,000円・子ども1,500円。営業時間は、昼戦=8時30分~17時(ゲーム時間は10時~16時)、夜戦=17時~21時30分(同17時30分~21時30分)。

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