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宗像大社に休憩所「むなかた茶愉」 カフェの隣で現代アート展示販売も

(左から)「クーラン・ピスターシュ」、「姫餅」、「そのまんまショウガエール」

(左から)「クーラン・ピスターシュ」、「姫餅」、「そのまんまショウガエール」

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 世界遺産である宗像大社に参拝者休憩所「むなかた茶愉(ちゃゆ)」(宗像市深田)が、4月1日の春季大祭に合わせてオープンした。

「むなかた茶愉」建物外観

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 1971(昭和46)年の大造営事業で建設された旧祈願殿は、戦後荒廃した宗像大社の復興という大きな役割を担ってきたが、建物の老朽化と世界遺産の景観問題によりその役目を終え、昨年取り壊された。その跡地の半分を駐車場、残りの半分を参拝者休憩所と庭園(現在造園中)としている。

 宗像大社権禰宜(ごんねぎ)の長友貞治さんは「以前から『参拝者向けの立ち寄り所がほしい』と要望を受けていたので、この機会に応えることができてうれしい。訪れた人たちが気軽に入ることのできる憩いの場所になってくれれば」と期待を込める。

 看板メニューは香ばしいピスタチオを使った生地に、季節のフルーツソースが入った洋菓子「クーラン・ピスターシュ」と、ショウガのスパイシーな味わいを、「スッキリとした喉越し」で楽しめるという「そのまんまショウガエール」。「クーラン・ピスターシュ」は食べ歩くこともできる。

 土産品として持ち帰りもできるオリジナル和菓子「姫餅(きもち)」は、宗像大社に鎮まる三女神を由来とし、「姫神たちのおいしいお福分け」がコンセプト。餅の中にはみたらしと一緒に乾燥ワカメが入り、「風味豊かな甘さが特徴」だという。

 カフェスペースの隣では、全国各地から集めた気鋭アーティストの現代アート作品を展示販売。売り上げの一部は「宗像国際環境会議」で設置された基金に寄付し、海の環境を守る活動に活用する。

 挽田善一店長は「地域の方と協力して、新しいメニューを随時提供していきたい。定番メニューでも季節ごとに変わっていく色や味を楽しんでもらえたら」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~15時。

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