創業88周年を迎える「八幡屋(やはたや)」(遠賀郡岡垣町原)が3月25日、「海辺の鮨宿(すしやど)八幡屋」としてリニューアルオープンした。
企画担当の大堂卓哉さんは「『八幡屋』はぶどうの樹グループの原点であり、新しい形を取れないかと、地元飲食店と生産者、岡垣町観光協会との連携を強化した。観光庁の補助金を活用して全館リニューアルに至った」という。
1階・4階には、サウナ&水風呂付き、240平方メートルワンフロア貸し切りで2人から10人まで泊まれるプレミアムルームを用意。2階は「和レトロ空間と和モダン空間が融合した老舗の良さを残した」という部屋7室、3階は海が一望できるホテルタイプの洋室3室となる。
鮨屋台は個室を刷新し、八幡屋の1階・4階に泊まった団体客でも食事ができるようにした。地魚やイカのいけす「ウエルカムいけす」を新設し、鮮魚を「生け作り」で提供する。
宿泊料金は、部屋タイプ・日程・人数・宿泊プランによって変わる。宿泊客は、フィンランド製の冷却器付きトレーラーまきサウナ「ドコデモサウナ」を利用することができる。
大堂さんは「地域一体となって岡垣町の事業者が協力して岡垣町の活性化を目指す。岡垣町の魅力を感じてもらって『波津海岸』に観光地としての活気を取り戻したい」と意気込みを見せる。