世界文化遺産の新原・奴山古墳群(福津市勝浦)で3月1日、「ふくつの古墳まつり」が始まった。
新原・奴山古墳群が世界文化遺産に登録された後に始まった祭りで、今回で7回目。ふくつ観光協会主催は今回が初めてとなる。
今月26日には、「古墳会場」と「カメリアステージ」(津屋崎1)内に設ける「カメリア会場」の2カ所でイベントを開催。古墳会場では、古代衣装を着たガイドによる古墳ツアーやシャボン玉師によるシャボン玉ショーを行う。カメリア会場では市の職員が古墳講座を開き、イベント限定の特別メニュー「古墳まつりいちごパフェ」(800円)などを提供するほか、同施設内に特設する「まつりショップ」で、古墳や古代をイメージしたオリジナル商品を販売する。
目玉は「新原・奴山34号墳現地説明会」。実行委員の増田美佐子さんは「34号墳は現在詳しい調査をしており、今後は石室見学ができる古墳へ開発する予定。調査段階で石室の中を見ることができるのは今回が初めてで、イベント当日のみ。この機会にぜひ足を運んでもらえたら」と話す。
今回の開催から近隣施設「あんずの里」(同)と協力し、例年実施していた俳句コンテスト「菜の花古墳で一句」に加えて「春のあんずの里で一句」も募集。「古墳まつりクイズラリー」などの応募型イベントも用意する。
増田さんは「古墳会場では菜の花が見頃を迎え、展望所からは菜の花と古墳、海、島が一望できる。会場近くの『あんずの里』ではアンズの花が開花している。イベントを通じて自然豊かな福津の良さを多くの方に知ってほしい」と来場を呼びかける。
古墳会場とカメリア会場では駐車場の利用が可能。古墳祭り当日は、古墳会場とカメリア会場を結ぶ無料シャトルバスを運行する。
今月26日まで。