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いせきんぐ宗像で「古代フェス」 官民連携で古代を身近に楽しんで

世界遺産課文化財係の豊崎晃史さん

世界遺産課文化財係の豊崎晃史さん

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 宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録5周年を記念して、いせきんぐ宗像(宗像市田熊)で7月2日、「古代フェス」が開催される。宗像市教委員会主催。

古代をモチーフにした雑貨が並ぶ古代マーケット

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 宗像の文化財をアピールするために古代をテーマにした同イベント。当日は、文化財や考古学をテーマにしたトークイベント「古代トーク」を開き、古代好き同士をつなぐサロン「スナック弥生」を展開。作家が古代をテーマにした作品を出品するほか、古代の占い、古代をイメージしたフードが並ぶ「古代マーケット」、弓矢体験や土器の修復体験ができる「歴史体験」などを行う。

 企画したのは九州の古代をテーマにしたウェブマガジン「コダイプレス」編集長の中村麻衣さん。ウェブマガジン以外にも、古代や文化財に関する情報を発信するためのイベントなどを企画運営する活動を行っている。今回のイベントは、「古墳などの文化財の敷居を低くする」のが目的。「文化財の講演会などは、どうしても素人は近寄り難い雰囲気がある。このイベントは文化財を身近に感じやすく、面白いと思ってもらえる内容にしている」と中村さん。

 古代トークでは考古学者や市の文化財担当者の話を中村さんが「専門家ではない目線」で話を引き出し、発掘の裏話や失敗談など堅苦しくならず、古代の知識がなくても面白いと思える内容にする。古代マーケットでは、アクセサリーや器など生活の身近なものに古墳や古代にまつわるテーマを作家に与え、イベントオリジナルの作品を制作・販売し、古代をより身近に楽しんでもらう狙いがある。

「私は文化財の専門家と民間の間のつなぎ役。民間人の古代好きの目線を生かして、どうすれば興味を持ってもらえるかを考え企画している」と中村さん。古代フードでは地元のパン店やビール醸造所とコラボするなど、市との連携を深める試みも行っている。

 中村さんは過去に古代フェスを個人で主催してきたが、今回は宗像市が主催することになった。きっかけは、古代の魅力を多くの人に広めたいという中村さんの思いと、市の新しい方法で文化財を発信したいという思いが一致したからだという。

 同市世界遺産課文化財係の豊崎晃史さんは「市で主催するとどうしても堅いイメージになってしまい、多くの人にアプローチすることが難しかった。中村さんの力を借り、もともと興味のない人にも文化財に興味を持ってもらい、より身近に感じてもらえれば。古代フェスは今年だけではなく、継続していきたい」と意気込みを見せる。

 開催時間は15時~20時。雨天の場合は7月3日に順延。

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