宗像・土穴に炭火焼きの店「宗かた屋」(宗像市土穴1、TEL 0940-72-5668)がオープンして12月29日で3カ月がたった。
20年間、飲食関係の会社でメニュー開発などを担当してきた店主の中山剛(つよし)さん。コロナ禍もあり自分の生き方を考えたときに「自分で店をやってみたい」と思い立ち、開業を決めたという。中山さんは旧玄海町の出身で「宗像を盛り上げたい」という思いから、店名を「宗かた屋」と付けた。
中山さんが鶏料理を提供する居酒屋部門に在籍していた経験を生かし、鶏の炭火焼きや水炊きなど、鶏を使った料理を中心に提供。炭火焼きでは福岡県銘柄鶏「華味鳥(はなみどり)」を使う。その日の「お薦め」部位5点を集めた「おすすめ5点盛り」(1,480円)が人気だという。
鶏の炭火焼きと並んで名物になっているのが「焼きタンしゃぶしゃぶ」(1人前1,880円)。鍋料理の一つで、軽く焼いた牛タンと野菜を、中央の自家製の鶏白湯スープで加熱し、黄身を絡めた特製ポン酢で食べる。「鶏めし」(400円)にも自家製の鶏がらスープを使い、これに和風だしをかけた「鶏めしだし茶漬け」(500円)は締めとして人気を集めているという。
鶏料理以外にも、魚介類や牛肉も炭火焼きで提供。魚介類では「有頭海老(えび)」(550円)や「殻付きホタテ」(800円)、冬季限定で「牡蠣(カキ)のカンカン焼き」(1,200円)などを用意する。単品メニューのほか、飲み放題付きのコース料理も提供し、最大50人での団体利用も可能。
中山さんは「料理やお酒を落ち着いた雰囲気で楽しんでいただけるよう、店内の装飾もシンプルにした。個室も5つあるので、家族や友人で利用してもらえたら。特に鶏の鮮度とおいしさには自信があるので、ぜひ味わってほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は17時30分~24時。駐車場10台。12月31日~1月2日は休業。