宗像・土穴のパチンコ店「ZONE(ゾーン)宗像」(宗像市土穴1)内にうどん店「にくと脂(あぶら)うどん」がオープンして1カ月がたった。
「ハンバーグTARO」(同)などを経営する瀧口慎太郎さんと「黒猫うどん」(田熊1)などを経営する寺山英助さんが共同で店主を務め、10月5日にオープンした同店。寺山さんは「『ハンバーグTARO』で廃棄する牛脂と自身のうどん店のノウハウを生かし、新しいジャンルのうどんを作りたいと始めた」と思いを話す。
看板メニューは「にくと脂うどん」(680円~)。肉は長時間煮込んだ国産の牛肉を使い、ほろほろとした食感が特徴。だしは昆布、節、煮干しをベースに薄口しょうゆと油かすで風味を引き出し、牛脂のうまみが溶け込んだ「脂うどん」だという。
このほか、「牛丼」(380円~)、「肉と冷やしたぬきそば」(680円~)などを用意。「肉」「脂」の量、「丼」の大きさなども細かく注文できる。卓上には「荒切り一味唐辛子」「ゆず七味」「にんにく」「しょうが」「紅しょうが」などの薬味を並べ、「味変も楽しめるようにした」と寺山さん。このほか、一口サイズの「ごぼう天」を用意。無料で提供する。
店内は、カウンター8席、テーブル20席。子連れが利用しやすいよう個室1室も設けるほか、3歳以下の子どもにはオレンジジュースかカルピスを無料で提供する。
寺山さんは「今後は近隣の牧場や精肉店などともコラボし、新しい宗像の名物を目指したい。少し店に入りにくいかもしれないが、ぜひ家族連れで食べに来てもらえれば」と呼びかける。
営業時間は11時~22時。全席禁煙。