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宗像「日の里ご近所みちあそび」、通行止めにして道路を自由な遊び場に

日の里ご近所みちあそびの入り口 車両通行止めに

日の里ご近所みちあそびの入り口 車両通行止めに

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 日の里東小学校(宗像市日の里4)と日の里4号公園の間の道140メートルと公園の一部を使って10月22日、「日の里ご近所みちあそび」が行われた。

道路や壁に直接チョークで絵が描ける「チョークアートコーナー」

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 日の里地区コミュニティ運営協議会まちづくり委員会が主催し、宗像市と宗像市教育委員会後援の同イベント。「多世代が交流でき、地域がにぎわうイベントが作りたい」という思いから、2019年から毎年開催し、今回で4回目を迎えた。

 当日は、徒歩で参加できる住民を対象に子どもから大人までが自由に遊べるようにする。道路を140メートルにわたって車両通行止めにし、竹馬やこまなどの「昔遊びコーナー」や、道路や壁に直接チョークで絵が描ける「チョークアートコーナー」、こたつやソファーなどを置く「ゆっくりくつロード」などを用意。公園では、和太鼓を自由にたたけるコーナーや、中学生主催のフリーマーケット「ひのたんマーケット」、楽器を持ち込んで自由に演奏できる「がちゃがちゃ音楽会」、不要になった子ども服やおもちゃ、絵本など持ち寄って交換できる「かえっこ」コーナーなどを展開する。

 今回、新しい取り組みとして、子どもを対象にした「宝探し」を用意。本部でカードをもらい、大人12人分のサインを集めるとお菓子がもらえる。宝探しに参加した小学5年生の男児は「知らない大人に声をかけるのはドキドキしたけど、みんな優しかった」と笑顔を見せた。近くに住む女性は「子どもたちが勇気を出して声をかけてくる様子がとてもほほ笑ましかった。なかなか子どもたちと交流する機会もないのでうれしかった」と話す。

 イベントを担当するまちづくり委員会の藤原浩美さんは「4年前、開催には『道で遊ばせて大丈夫か』と不安の声もあった。でも、子どもたちが自由に生き生きと遊んでる姿や笑顔を見たり、大人自身も笑顔でいられる経験をしたりして、ご近所みちあそびの面白さに気付いてもらえたのでは。子どもの力を信じられる大人が、地域に増えてきたことがとてもうれしい。これからも毎年開催していけたら」と思いを話す。

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