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福津にバイク好きが集うカフェ「デイトリップ」 レンタルスペースも

スプレーアートがアイキャッチのデイトリップ

スプレーアートがアイキャッチのデイトリップ

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 福津市宮地浜に10月2日、カフェ&バー「DAY☆TRIP(デイトリップ)」(福津市宮司浜3)がオープンした。

米田一生さん、三和子さん、川辺雅夫さん

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 コンテナを改造したアメリカンテイストの同店は、ツーリングや観光の立ち寄りスポット、地元の人々との交流の場を意識して開業。料理やドリンクの提供のほか、ワークショップや個展などが開けるレンタルスペースとしても利用できるようにする。今後はアクセサリーや衣類のセレクトショップ、ドラム缶ファーニチャーやバイクのショールームも展開する予定で、現在、準備を進めている。

 同店を経営するのは、店主の米田一生さん、バイク部門を取り仕切る川辺雅夫さん、店全体をマネジメントする一生さんの母、米田三和子さんの3人。カフェを開いたきっかけは、一生さんが進学していたハワイの大学がコロナ禍でロックダウンしたことだという。「ロックダウンで外出が規制され、仲間と集うこと、楽しい食事をとることの大切さを痛感。仲間が集える場所、楽しく食事が楽しめる場を作りたいと思った」と一生さんは振り返る。三和子さんも「会えないことがきっかけとなり、家族の絆や大切さを痛感した。親子共同で事業を行いたいと思うようになった」と話す。米田さん親子が事業を計画しているタイミングで、神奈川でカスタムバイクの事業を行う友人の川辺さんが福岡にも拠点を構えたいという話が上がり、3人の意見が一致。バイクのショールームを構えたカフェを作るプロジェクトが動き始めた。

 店を福津に構えた理由について、「ツーリングコースになる立地で、大人のリゾート感のある福津がぴったりだと思った」と三和子さん。「移住者や若い世代が多く、クラフト作家やイラストレーター、音楽家などアーティストが多く、明るい住民気質が好きだから」とも。

 内装は3人がDIYで行った。「この事業は自分たちにとっての大きなチャレンジ。自分たちの身の丈に合った、自分たちのやりたいことを実現したいと思い、業者任せではなく自分たちで店舗作りを行った」と三和子さん。壁面にはアーティストDAICHIさんがスプレーアートで女性が描いたほか、外装にもこだわりを見せる。

 カフェのメニューは、ツーリングで立ち寄るライダーを意識したホットドックなどの軽食を展開。今後はハンバーグやタコライスなど客層や季節に合わせ、おでんやバーベキューなど、さまざまな人が集えるようなメニューを展開していく予定だという。

 福津には作家やアーティストが多いため、披露の場としても活用できるよう、ワークショップや個展のためのレンタルスペースとして活用できるようにもした。

 計画しているショールームでは2輪バイクのほか、オート3輪「DAY☆TRIP ap trike」の販売やカスタムも展開する予定。「手軽に乗れるオート3輪は海岸沿いでツーリングが楽しめる福津のロケーションにピッタリ。まだ福岡ではあまり見られないスタイル。この店がきっかけとなり、カスタムしたオート3輪を流行させたい」と米田さん親子は意気込む。 

 「バイクがきっかけとなり集えるスペースとなっているが、一生のハワイ留学の経験を生かし、さまざまな国籍の方々とも交流していきたい。お客さまに合わせ、いろいろなことが楽しめる場になれば」と三和子さん。

 営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。セレクトショップはアイテムが集まり次第、展開。2輪・3輪のショールームは12月オープン予定。

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