宗像市内の3会場で10月1日から、現代美術の祭典「宗像みあれ芸術祭」が開催される。会場は、宗像大社(宗像市田島)と古民家橋口屋(赤間3)、街道の駅赤馬館(赤間4)。
宗像大社秋季大祭に合わせて開く同イベント今回が1回目。宗像を中心とした彫刻、絵画、陶芸、手漉き和紙、写真、アニメーション作品を手がける9人の美術・工芸作家が参加し、3カ所の会場にそれぞれの作品を展示する。宗像大社では、普段美術作品に触れる機会が少ない人にも作品を鑑賞できるよう、祈願殿や高宮祭場につながる参道に作品を展示する。
「気軽に楽しめる芸術祭を目指している。美術品に触れることで、感性を刺激する機会になれば」と実行委員会の武藤美奈さん。「忙しい毎日でも、芸術に触れて少しでも気持ちに余裕を作ってもらうきっかけになってほしい」と思いを語る。
併せて、家族で楽しめるように「アニメーションの原点。 動く紙人形をつくろう」「美術家・永武さんと作品をつくろう」「赤間宿・橋口屋で過ごす バンドネオン演奏」「ビー玉で描くたまゆらアート体験」などのワークショップや演奏会も開催。「子どもたちにも本物の美術体験をしてほしかったので、気軽に参加できるワークショップを企画した」と武藤さん。
「今回のイベントは気軽に誰でも鑑賞できるようにしている。これがきっかけで大人だけではなく子どもたちにも作品を見たり体験をしてもらい、感性を刺激したり芸術に衝撃をうけるきっかけになってほしい」と語る。
開催期間と開催時間は、宗像大社祈願殿=10月1日~10日、同屋外=1日~30日(以上9時~17時)、古民家橋口屋=1日~10日(11時~17時)、街道の駅赤馬館=1日~30日(10時~17時)。観覧無料。