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宗像・宮田の居酒屋「とんこや」に鮮魚店 創業当時の業態復活で相乗効果

店舗外観

店舗外観

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 宗像・宮田の居酒屋「とんこや」敷地内に8月2日、鮮魚店「Tonkoya FISH MARKET(とんこやフィッシュマーケット)」(宗像市宮田2、TEL 0940-36-9920)がオープンした。

店内の様子。海をイメージした鮮やかな青の壁紙を採用

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 経営する「Tonkoya Company」は1950(昭和25)年、鮮魚店として創業したが、20年ほど前からは居酒屋に業態を変更。現在は市内外に4店舗を構え、玄界灘で取れた魚を使った居酒屋料理を提供している。専務の魚住徹さんは「コロナ禍を経験し、待ちのビジネスから攻めのビジネスに取り組むことにした。鮮度や質にこだわった魚を安くおいしく食べてほしいという思いもあり、居酒屋『とんこや』の原点でもある魚屋の開業を決めた」と話す。

 内装は木目調の梁(はり)と海をイメージする鮮やかな青の壁紙を使い「おしゃれな鮮魚店」を演出。鮮度を保つための浄水器を導入するなど、水にもこだわる。浄水器を使うことで、鮮魚店独特の臭いを軽減できるほか、魚の酸化を防ぐことができるという。このほか、米とぎから炊飯までを自動で行う機械や、非接触型の会計レジなどを採用することで人手不足を補うほか、感染予防にも配慮する。

 店内では、鮮魚・刺し身・すし・海鮮丼などのほか、自宅で簡単に調理できる商品や総菜などを販売。これまでオンラインショップでのみ取り扱っていた自社ブランドの調味料や地元企業の食材なども取りそろえる。

 イートインスペースは12席を用意。海鮮丼・あら汁・小鉢2品が付く「上海鮮丼定食」や「鐘崎産特上穴子箱飯定食」(以上1,280円)などを提供する。

 「総菜を提供することで、全ての部位を捨てずに使うことができ廃棄ロスにもつながる」と魚住さん。「当社オリジナルの『道の駅』のような店にしていきたい。これまでの50年で培ってきた魚屋や居酒屋の経験を生かし、宗像の皆さんに貢献できれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時(ランチは11時~14時30分)。水曜定休。駐車場は20台。

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