妊婦とその家族を対象とする宗像市主催の講座「たまご学級」が本年度から内容をリニューアルし、メイトム宗像(宗像市久原)で4月8日、「妊婦さんと先輩ママとの交流会」が行われた。
たまご学級は、妊婦が妊娠期間を快適に過ごし、安心して出産を迎えることができるよう、安産体操や栄養の話、育児体験など6つの内容を用意する。
本年度、新しく始まったのが「妊婦さんと先輩ママの交流会」。先輩ママの実際の体験談を聞くことで出産や産後の生活について具体的なイメージをも持つのが目的。交流することで、先輩ママや妊婦同士で仲間づくりをすることも重視。当日は先輩ママ2人が参加し、市の担当者がコロナ禍での出産の様子や入院中の過ごし方、産後子どもにイライラすることはあったかなどをインタビューしながら、受講者に話を振る形で進行。先輩ママから実際の体験談を聞きながら、受講者からも質問が出され、終了後も質問が続いていた。
市の担当者は「産後の生活をイメージできなかったり、産後に孤立して子育てが辛いと感じたりする母親が増えていることを踏まえ、今回の内容を新しく企画した。先輩ママたちの体験談を聞くことで、よりリアルな現状が分かり、妊婦さんも自分に置き換えて出産や産後の生活がイメージできたのでは。終了後も話が尽きない様子を見て、『仲間づくり』という点でも良かったと感じた。今後も、困ったときには仲間がいる、相談できる人がいることを多くの妊婦さんに届けていければ」と、リニューアルの手応えを語る。
たまご学級は予約制で先着順。申し込みは宗像市役所子ども家庭課(TEL 0940-36-1365)まで。