吉武小学校(宗像市吉留)で3月17日に行われた卒業式で、5年生が収穫した地元産米を原料に使った紅白クッキーを卒業生へ贈った。
完成したクッキーを手にする(左から)「正助ふるさと村」社長の矢原吉房さん、同小校長の七田美恵さん、「グローバルアリーナ」の百崎順二社長
5年生は毎年、地域住民から借りた田んぼで田植えと稲刈りを体験している。本年度は創立150周年の節目として、「収穫した米を使って学校のために何かできないか」と企画。校区内の複合型スポーツ施設「グローバルアリーナ」(吉留)と「正助ふるさと村」(武丸)が賛同し、同校教諭と話し合いを行った。「卒業生へ祝いの品を贈りたい」という学校側の思いからパンなどのアイデアが出た後、最終的に、児童が収穫した米を「正助ふるさと村」が米粉に製粉し、「グローバルアリーナ」が米粉を原料に使い紅白クッキーを製造した。
同校では日頃から1年生と6年生がペアを組み交流を深めており、本年度は23組のペアが活動。クッキーのラベルには、1年生が「1年間ありがとう」などのメッセージと自分の名前を書き込む工夫を施した。卒業式では、5年生から卒業生へサプライズで手渡し、受け取った卒業生は笑顔を見せた。
平山哲也教頭は「吉武地区は『地域の子どもは地域で守り育てる』という合言葉で子どもたちを大切に育んでくださっている。地元の施設の厚意も大変ありがたい。卒業生にはこの吉武の方々の愛情をしっかり受け止め、中学生になってもさまざまなことにチャレンジしてほしい」とエールを送る。