葬祭業を営む「森の庵」(池浦)が4月9日、樹木葬霊園「森の庵の樹木葬」の2拠点目を興聖寺(田島)内に開設した。
社長の田中勇次さんが2014(平成26)年に創業した同社は、宗像市を中心に家族葬を行っている。昨年4月に開いた専修寺霊園(東郷5)では1年間で70組の契約があったという。
樹木葬は、墓石の代わりに樹木を使って、納骨場所の周りに草花が植えられている墓。森の庵の樹木葬は納骨費用、管理費用、永代供養料を含めた金額で提供している。
田中さんは「核家族化や人口減少により、『お墓の跡継ぎがいない』などの理由で樹木葬が増えている。これまでに宗像市内に樹木葬霊園はあったが、中心市街地から車で20~30分ほど山道を登った山間部にしかなかった。当社の樹木葬霊園は市内中心部からアクセスが良いところにあるので、足元の悪い方も気軽に行けるお墓になっている」と話す。
4月9日・10日には見学会も開いた。5月も見学会を行い、6月頃には永代供養墓も建設する予定。