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宗像・玄海旅館がリニューアル 海が一望できる露天風呂も

床には無垢材を使うなど木を基調とするスイートルーム「つるの間」

床には無垢材を使うなど木を基調とするスイートルーム「つるの間」

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 宗像・神湊(こうのみなと)にある「玄海旅館」(宗像市神湊、TEL 0940-62-0001)が3月18日、リニューアルオープンした。

玄海旅館外観。新たに格子をつけて和モダンなデザインに

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 神湊の海岸に沿って立つ同館は、ロビー・宿泊部屋・宴会場など、どの部屋からでも海を一望できるほか、毎年10月1日に行われる宗像大社秋季大祭の海上神幸「みあれ祭」の船団パレードを各部屋から鑑賞することができることでも知られる。

 今回のリニューアルでは、元々6部屋あった和室を屋内風呂付き和室3部屋とヒノキの露天風呂付き洋室2部屋の計5部屋にリノベーション。

 ロビーの照明や家具は新調した一方、宮大工が手掛けたという編み込み模様の天井や、30年前に設置した屋久杉のオブジェなど、「先代の思いが込められた」という貴重な品はそのまま残している。

 同館の支配人の入江さんは「昔の風情も残しつつ、新しいテイストも盛り込んだロビーも見どころの一つ。当館から眺める海の景色はとてもきれいで、夏には海水浴や磯遊びも楽しむことができる。波の音をBGMにして、家族や友人とゆっくりした時間を過ごしてほしい」と話す。

 同館のみならず神湊地区全体に観光客を呼び込みたいという思いも持つ。今後は同地区にある、「遊んで泊まれる海カフェ『岡八-OKAHACHI-』」(同)と三輪自動車「トゥクトゥク」で行き来できるようにするほか、地元漁師が獲る新鮮な魚を提供する屋台村を同館横に設ける予定だという。

 入江さんは「当館前の道は、宗像大社から大島・沖ノ島へと続く神湊のメイン通り。ここから地区全体を盛り上げていくことができれば」と意気込みを見せる。

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