宗像経済新聞は2021年12月の創刊以来、宗像周辺の「まちの記録係」としてさまざまな人と出会い、地域のハッピーなニュースを届けてきました。その中で感じた宗像の魅力の一つは「人」。宗像には出身を問わず「シビックプライド」を持った人が多く「宗像が好き!宗像に貢献したい!」という市民の熱意が地域を支えています。
本特集では宗像で活躍する人を「むなびと」とし、「むなびと」が活動や事業を始めたきっかけ、活動・仕事に対する思い、これから宗像でかなえたい夢などについて紹介していきます。今回は今年3月に香川県で開催された「2025年IBTF世界テクニカルバトントワーリング選手権大会」日本代表選考会のデュエットジュニア部門で優勝し、8月に伊トリノで開催される世界大会への出場を決めた、宗像市在住の高校1年の刀根遥緋さんと中学3年の寺山千尋さんに話を聞きました。
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バトンの練習をする刀根さん
バトンの練習をする寺山さん
課題曲があり、演技時間は約2分です。技の難易度や2人の息の合った演技、演技の美しさも加点になります。1人でないので、動きを合わせるところや相手とバトンをチェンジする技などで相手の場所にバトンをしっかり飛ばすのが難しいです。全国の前は毎日練習できていましたが、(刀根さんが)高校のバトン部に入部したことで、練習時間を合わせるのも大変になりました。
デュエットの練習でポーズを決める2人
刀根さん:とにかくバトンが上手なところと、いつも私のわがままを笑顔で聞いてくれるところです。
寺山さん:刀根さんの好きなところは、何事にもポジティブに取り組むところです。ペアを組んでから刀根さんのポジティブ精神にたくさん助けられて、ここまでやってこられています。
練習の合間に談笑する様子
ゆりの樹バトンスタジオを主宰する高杉千紘さん
高杉さん:2人は大技が得意。ペアワークもとても良く、練習熱心でもあるので、レッスンがない時も自主練習をたくさんして、大技の成功率が上がっているのが2人の強みだと思います。これまでも、今大学4年生のペアが世界大会に出場し、フランス大会で世界2位を受賞した経験があります。前回の選手も上手でしたが、2人に追いつくぐらい練習も頑張って世界1位を取ってほしいです。
体の柔らかさを披露する2人
刀根さん:私たちが世界大会に出場することで、もっとたくさんの人にバトントワーリングの魅力を知ってほしいと思っています。宗像で行われているイベントなど、たくさんの場所で演技を披露して、宗像の方々に元気を与えられるようになりたいです。
寺山さん:まだまだバトンのことを知らない方が多いので、宗像のバトントワラーとしてバトンを多くの方に広めていきたいです。そのためには、まずは8月に開催される世界大会でいい結果を出して宗像の人を笑顔にできるように頑張ります。
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