宗像市立自由ヶ丘南小学校(宗像市朝町)で10月31日、自由ヶ丘中学校7年生が考案した給食が提供された。
市が進める「食のまちむなかた」推進事業の一環として、地元食材を通して「食の大切さ」を伝える。生徒たちは福岡教育大学の学生の協力を得て、約半年かけて宗像の旬の食材や給食の経済性、栄養バランスについて学び、宗像らしさがつまった献立を完成させた。
献立は「ご飯」「豚のショウガ焼き」「小松菜のごまマヨあえ」「サツマイモとキャベツのみそ汁」「牛乳」。宗像産の米、ショウガ、タマネギ、小松菜、サツマイモ、キャベツ、ネギ、みそを使った。
献立を考えた中学生は「季節に合わせた食材や栄養のバランスを考えるのが難しかった。残食を減らしたいという思いもあり、小学生が食べやすいように苦手な野菜は何かなども考えた」と話す。給食の前には、生徒たちが各クラスを訪問し、劇やクイズを交えながら宗像産の食材や栄養の大切さを紹介。給食を食べた児童は「みそ汁のサツマイモがとても甘くておいしかった」「ショウガ焼きはご飯に合う味付けだった」などと話していた。
児童と一緒に給食を食べた、伊豆美沙子宗像市長は「宗像市ではおいしい給食を目指している。安全で安心、顔が見える人が皆さんのことを思って作った宗像の食材を、できるだけたくさん使いたい。おいしい給食を食べながら、友達と楽しく話せる日常が続くよう、宗像市としても応援していく」と話す。