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宗像市はリユース活動の促進について同社と2021年度に連携協定を締結している。市は2023年度に約2.87万トンだったごみの総排出量を、2034年度には約2.55万トンに減量する目標を掲げており、今回の出店でリユースを促進し、ごみの減量や処理費用削減などにつなげることを目指す。
九州での出店は今回が初めて。同店では、家庭で不要になった「まだ使える」家電、趣味・スポーツ用品、子ども用品、家具、衣料品などを無料で引き取る。対象は宗像市民の家庭で不要になったものに限る。持ち込まれた品は、必要とする人に譲渡する。利用者はアンケートに答えるだけで品物を置いて帰ることができる。
「ジモティー」広報担当者の木下大地さんは「リサイクルショップではなかなか流通させづらいものでも、ここなら次の必要とする人へとつなげることができ、資源の循環とその加速になる。まだ使えるものを捨てることに罪悪感を覚える方が多い中で、品物を『経済的にも情緒的にも』気持ちよく手放せる場所になる。この新しい循環を体験してほしい」と話す。
同店を開設した「北九州商店」の益吉勇自社長は「リサイクルショップで断られがちなものも、ここでは『次の人にお渡しできる』場所になる。『捨てるのはもったいない』と思う人に一度来てほしい」と呼びかける。
 営業時間は10時~18時30分。水曜定休。