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宗像でブルーカーボンコンソーシアム設立式 産官学連携で脱炭素社会目指す

正好輝旭さんの講演

正好輝旭さんの講演

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 「宗像ブルーカーボンコンソーシアム」の設立式が6月23日、fabbit宗像(宗像市栄町2)で行われた。

交流会の様子

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 宗像市は、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島関連遺産群」の豊かな海の保全と活用を通じて、地域課題の解決を図ることを目指しており、藻場を再生し、そのブルーカーボンの活用を検討・推進するという、脱炭素社会の構築に向けた実践的な取り組みを進めている。

 地元漁業関係者、研究機関、行政関係者、企業、大学など約45人が参加した設立式では、宗像市内で水産加工業を営むマサエイ水産加工(鐘崎)社長の正好輝旭さんが登壇。スーパーフードとしても注目されるアカモクの持続的な収穫方法や、鐘崎地区での藻場の回復状況を紹介した。正好さんは「漁場は人がいてこそ守れる。若い人がやってみたいと思えるような、魅力ある仕事にしていかなければならない。漁師の年収が平均以上になることを目指したい」と話す。

 交流会では、参加者それぞれの活動内容を紹介し合いながら、今後の連携の可能性について意見を交わした。宗像市脱炭素社会推進課課長の前田誠太郎さんは「想像していたより参加者が多く、雰囲気が良かった。積極的に意見を交わすことができる、にぎやかな会になった。皆さんとの交流を宗像の脱炭素を推進していくきっかけにしていきたい」と話す。

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