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宗像の魚専門フランス料理店が50周年 地産地消メニュー提供

(右から)2代目シェフの舩越清玄さんと支配人の高尾利枝さん

(右から)2代目シェフの舩越清玄さんと支配人の高尾利枝さん

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 魚専門フレンチ「Maison de FRANCEYA(メゾン・ド・フランスヤ)」(宗像市江口)が6月5日、創業50周年を迎えた。

店舗外観(写真提供=FRANCEYA)

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 福岡県出身の初代シェフである舩越勝利さんが1975(昭和50)年に横浜で「仏蘭西屋(フランスヤ)」として創業した同店。35年間営業後に移転を決意し、故郷福岡で新たに「ふらんす屋」として2010(平成22)年、現在の場所で営業を始めた。移転後すぐに勝利さんが体調を壊したため、2代目シェフである舩越清玄さんが引き継いだ。

 清玄さんはこれまで、フランス料理店やスペイン料理店で勤務したほか、魚に関する技と知識を得るため大手鮮魚店に勤務した経歴を持つ。自身の経験から、「フランス料理ならどこでも食べられる。どうせならこの地でしか食べられないものを提供したい」と考え、2017(平成29)年、地産地消メニューを提供する「FRANCEYA Terroir de Munakata」としてリニューアルした。

 2023年からはより魚料理を主体とする魚専門フレンチ「Maison de FRANCEYA」として現在のスタイルを確立。鐘崎漁港から仕入れた玄界灘の魚や九州産の食材をメインに使ったメニューの考案や、魚の普及活動にも力を入れている。

 席数は20席。メニューは、「シェフのおまかせ贅沢ランチコース」(5,500円~)、「シェフのおまかせ季節のディナーフルコース」(9,000円~)を用意する。

 清玄さんは「今でも横浜時代の客が訪ねてくれることがあるが、こんなにうれしいことはない。一番大事なのはこの店を選んでくれた人との時間をいかに大事にできるかだと思う。ただ当たり前のことを続けているだけで、調理場に立つことは生活の一部になっている。これからも人とのつながりを大切に、ここでしか味わえない料理と精いっぱいのおもてなしで、特別な時間を提供していきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~、12時30分~、ディナー=17時~、18時30分~。月曜・火曜・水曜定休。

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