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宗像で忍者バトルスポーツのテスト大会 決めポーズで決着

大会実行委員の坂口大司さん

大会実行委員の坂口大司さん

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 忍者バトルポージンズスポーツ「HANZO(ハンゾー)『兵~tsuwamono~』」のテスト大会が5月24日、メイトム宗像(宗像市久原)多目的ホールで開催される。主催は、宗像市を拠点にイベント企画などを行う市民活動団体「ココカライベント企画室」。

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 「HANZO」は映画を基に誕生した団体球技「ジャガー」から着想を得て、同団体スタッフで大会実行委員の坂口大司さんが発案した忍者バトルポージンズスポーツ。

 試合は1対1のトーナメント方式。背中合わせで対戦相手に分からないように8つの武器から1つを選び、太鼓の合図で向き合い勝敗を競う。武器の有効部位が相手の体や足に当たれば1本のリーチとなり、リーチを獲得した選手は審判のかけ声に合わせて決めポーズを披露する。審判が決めポーズを確認できたら1本。1本先取された選手は、2戦目で武器を交換できる。2本先取で勝ちとなる。優勝者は、大会に出場した全ての忍びの棟梁(とうりょう)「HANZO」の称号を得る。

 忍者の決めポーズで1本を勝ち取るルールに決めた経緯について、坂口さんは「野球でホームランを打ち、ベースをゆっくり一周する選手に憧れた経験や、趣味で始めた篠笛(しのぶえ)を人前で演奏した時の快感から『自分のためだけに流れる時間を他の人にも味わってほしい』と考えた」と明かす。

 武器は、実在する忍者の武器を調べるところから始め、スタンダードな刀のほか、飛び道具の鎖鎌、弭(はず)やり、攻めと防御の2つの武器に変化する番傘などを用意。全て坂口さんの手作りで当たってもけがをしない程度の柔らかい素材を使っているという。

 坂口さんは「競技が広まっていったら、それぞれの武器のスペシャリストが生まれたり、お気に入りの武器が出てきたりすると思う。勝つために武器を変えたり、向かい合った時に相手の武器を見てどのように戦うかを瞬時に考えたりするなど、頭を使うスポーツ」と力を込める。

 11月には宗像市内で本大会を開催する予定。坂口さんは「海外進出など10年先を見据えている。生まれ育った宗像に恩返しできたら。宗像発祥のスポーツとして展開していき、地域を盛り上げたい」と意気込む。

 11時開場。参加無料。テスト大会の募集人数は40人で、当日は体験会も行う。対象年齢は6歳以上。申し込みは、同団体のフェイスブック、インスタグラムのダイレクトメールで受け付ける。

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