
イベント「焼酎女子会enjoy!」が3月1日、宗像大社(宗像市田島)で開催された。
主催は「HarmoniK(ハーモニック)」社長の黒瀬暢子さん。「6年前まで焼酎を一滴も飲んだことがなかった」という黒瀬さんは、全国に焼酎造りを広めた鹿児島県南さつま市黒瀬集落出身の杜氏(とうじ)集団「黒瀬杜氏」の末裔(まつえい)という自身のルーツから、焼酎プロデューサーとして焼酎の魅力と文化の発信を行っているほか、「焼酎が苦手な人、特に女性に親しんでほしい」との思いから「焼酎女子会enjoy!」を定期開催している。
当日は、福岡県内各地から20人が集まり、イベント前には参加者全員で宗像大社本殿を参拝。「奄美」がテーマの今回は、「ヒルトップリゾート福岡」(福岡市中央区)のシェフが作った、奄美の食材を中心としたイベント限定コース料理とともに、奄美大島黒糖焼酎女子クラブに所属する蔵元製造の酒振る舞い、同クラブによるオンライン講演を行った。
黒瀬さんは「ユネスコ自然遺産に登録されている奄美と、ユネスコ世界文化遺産に登録されている宗像大社はどちらも『女性の祈りの力』が深く関わっていることから縁を感じた。今後も宗像大社や宗像の地でさまざまな焼酎イベントを実現できたら」と意気込む。