乗馬クラブ「あんらいえんホース」(福津市奴山)が1月1日、オープン5周年を迎えた。
同クラブを運営する河津絵里奈さんは、9歳の頃に北海道で乗馬を始め、20代の頃「ドレッサージュ」という馬を正確に美しく運動させる馬場馬術競技の全日本大会で優勝した経験を持つ。
河津さんは「自馬が引退したことにより、馬たちの最期のすみかをつくりたいという思いがあり、乗馬クラブを始めた」と話す。
クラウドファンディングを活用し、30年間放置されていた牛舎を馬用に整備後、ハウス型の全天候対応のインドア施設を建設した。
河津さんによると、乗場に屋根が付いたことにより、子どもたちが馬に慣れてきたり自信がついてきたりしたのに天候に左右されて乗れないという状況がなくなり、乗馬を重ねることで馬との信頼関係や親しみが深まったという。
馬は、ミニホースを含め4頭を飼育する。スクールでは掃除や馬の世話、餌作り、馬の体の構造、表情や耳の動き方など学び、馬とのコミュニケーションの取り方も教える。
河津さんは「乗馬クラブを始めたころは、馬と安全に向き合ってもらうために厳しく指導していたが、2年前からは子どもたちの個性を大事にしてそれぞれのペースに合わせて成功体験として自信をつけてあげたいと思うようになった。それぞれ自分たちが世話した馬に乗ることで信頼関係が築かれるなど、5年間子どもたちから学ぶことが多かった」と振り返る。
料金は、入会金=2万2,000円、年会費(保険料込み)=5,500円、月3回コース=1万9,800円、月6回コース=2万6,400円。