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東旭ヶ丘公民館で「池の音楽隊」演奏会 結成10周年、リコーダー7種類使う

演奏会の様子

演奏会の様子

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 リコーダーアンサンブルグループ「池の音楽隊」が9月2日、東旭ヶ丘公民館(宗像市曲)で演奏会を行った。

(右から)木脇礼子さん、高屋和美さん、毛利知津さん、川嵜純さん

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 宗像市内の文化サークルでウクレレを習っていた木脇礼子さんが「皆と一緒に演奏をしたい」との思いから、仲間を募り2014(平成26)年に結成した同グループ。「公園通り二丁目公民館」で本の貸し出しを行う「仲よし文庫」運営スタッフでもある木脇さんの呼びかけに応じた同スタッフの高屋和美さん、毛利知津さんと「インターネットの募集掲示板を見て参加を決めた」という川嵜純さんの4人で活動する。木脇さんは「結成当初は、家で眠っていたさまざまな楽器を持ち寄り演奏していたが、楽譜起こしが難しいことからリコーダーアンサンブルに落ち着いた」と振り返る。

 仕事の合間を縫って週1回、地域の公民館で練習を重ね、これまで宗像市内の老人会や子育てサロン、宗像市民図書館などで演奏を披露してきた。7月には結成10周年を記念して阪九フェリーの船上ライブにも出演。宗像市内の小学校でリコーダーの音楽指導なども務めている。

 この日は、東旭ヶ丘地区の老人会「いきいきふれあいサロン」に出演。ソプラノ、アルトのほか、グレートバス、クライネソプラニーノなど7種類のリコーダーを使い、クラシックや日本の民謡メドレー、唱歌、歌謡曲など9曲を披露した。演奏の合間には寸劇やリコーダー紹介なども行い、会場は手拍子や笑いが沸き起こるなど和やかな雰囲気に包まれた。

 東旭ヶ丘老人クラブの八田征勝会長は「『池の音楽隊』の演奏は今回初めて聞いたが、レベルが高くて驚いた。機会があればまた出演をお願いしたい」と笑顔を見せる。

 「この10年間『大人の部活』として活動してきた。メンバーと集まって練習することが私たちの息抜きにもなっている。12月には10周年記念の定期演奏会もあるので、たくさんの人に聴いてもらいたい」と木脇さん。高屋さんは「縁があって演奏する場所があるので、自分たちも練習できるし、モチベーションも上がる。4人でこれからも音を合わせていきたい」と話す。

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