カフェ「トコトコ」が12月6日、全天候型子ども広場「Mu-Mo(ムーモ)」(宗像市久原)内にオープンした。
出店したのは、看護師として7年、助産師として13年勤務した経験を持つ早井久美子さん。「もっと子どもと過ごす時間がほしい」との思いが強まり退職したが、その後も「母親と支援をつなぐ新しい形」を模索していたという。「市への相談はハードルが高いと感じる人もいるが、カフェならふらっと来て話せるきっかけになるかもしれないと思った」と早井さん。自身も子連れで気軽にカフェに行けなかった経験から、「自分がほしかった場所」としてカフェ出店を決めた。
その後、宗像市商工会にビジネスコンテスト「宗像ビジネスくりえいとカップ」を紹介され応募。「ママのための子育て応援カフェ」というビジネスプランを提案し3月、優勝を果たした。当初は別の場所での出店を考えていたが、同コンテストを主催する「くりえいと」(くりえいと2)が「Mu-Mo」を開設することになり、コンセプトの相性の良さから出店の声がかかった。
メニューは、ご飯サンドの「明太(めんたい)たまご」(450円)、「えび天」(600円)、「焼き肉(ネギ塩だれ)」(700円)、フライドポテト(300円)、いそべスティック(350円)のほか、ミニおにぎり2個やゼリーが付く「ちびっこランチボックス」(550円)、ミニご飯サンドが付く「キッズランチ」(650円)などの子ども向けメニュー、スティックケーキ(450円)、米粉サブレ(150円)などの菓子類も用意。テイクアウト販売にも対応する。
早井さんは「赤ちゃんが安心するには、まず親が安心して過ごせることが大切。赤ちゃんと一緒にふらっと立ち寄れて、コーヒーを飲んでほっとできる場所にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~16時。水曜定休。