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新しい時代の公務員像~多様な背景を持つ職員の声~

提供:宗像市 制作:宗像経済新聞編集部

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現在、宗像市では積極的に採用活動を行っている。

年間を通じた採用試験の実施や高卒枠の新設、入庁時期の柔軟化(応募時期に応じて4月1日、7月1日、10月1日に入庁)など「人への投資」を政策テーマに様々な取組みを実施している。

今回は、公務員専門学校在学中に内定をもらい2024年7月に入庁した子ども家庭センター配属の鈴木夏帆さん、2024年4月に民間企業からの転職で入庁した東京都新宿区出身、教育政策課配属の阿部祥大さん、日本航空から宗像市に3年間出向していた豊内麻衣子さんに「宗像市で働く魅力」についてお話をお伺いしました。

「悩みを抱えた市民に寄り添えるようになりたい」

・プロフィール
子ども子育て部 子ども家庭センター 子ども家庭係
鈴木 夏帆

・なぜ公務員を目指そうと思ったのですか?

高校生の頃からぼんやりと「公務員になりたい」と思っていました。家族や知り合いに公務員がいて、詳しい仕事内容について教えてもらったわけではないのですが、ぼんやりとイメージはしていました。なので、高校卒業後は公務員専門学校に通って、短期間で集中して勉強する方が良いと思って進学しました。専門学校に通っている時に宗像市から内定をもらいました。実際に学校に通ったのは1年2ヶ月で、2024年6月に内定をもらって、学校を辞めて7月に入庁しました。

・宗像市から内定をもらった時のご家族の反応は?

家族だけのLINEグループがあって、そこで報告したらお母さんが泣いて喜んでくれました。

お電話でお母さんに当時の状況についてお話をお伺いしました。

>記者

娘さんの就職おめでとうございます。
娘さんは専門学校に通われていましたが、どのように娘さんをサポートしてきましたか?

>お母さん

娘は商業系の高校に通っていたので、卒業したら就職すると思っていたのですが、いつの日からか「公務員になりたい、安定したい」と言うようになりました。なので「だったら専門学校に行った方がいいんじゃない?」ということで就職せずに専門学校に通わせました。当時は「難しいかもしれないけど、公務員になれたらいいね」と私は思っていたので、「色んなところを受けるのもいいんじゃない?」というアドバイスをしていました。

>記者

娘さんから宗像市の合格の連絡が来た時の感想を教えてください。

>お母さん

宗像市からの結果通知がこの日のこの時間だと知っていたので待ち望んでいたら「宗像市合格しましたー!」という連絡が家族のグループLINEに来て、嬉しくて号泣しました。
7月でちょうど二十歳を迎えたので「大人になったな。私の手から離れていったんだな」と思います。

娘には笑顔を絶やさずに頑張って欲しいです。

※実際の家族のLINEグループの写真

・実際に宗像市で働いてみていかがですか?

働く前は宗像市役所の1階の窓口の方としか接点はなかったのですが「すごく寄り添ってくれた」のが印象に残っていました。実際に働いてみての感想としては、私が所属している課が子ども家庭センターなので、「市民の困りごとを解決している」のが実感としてあります。まだ入庁して2週間なので覚えることがいっぱいですが、一人前になることを目指して日々勉強しています。

「東京出身の私が宗像に根付いていく」

・プロフィール
教育委員会 教育政策課 学校整備プロジェクト室 特別支援教育係
阿部 祥大

・なぜ宗像市で働くことを決めたのですか?

前職はキャリアアドバイザーとして働いている中で、多くの求職者や転職活動をされている方のサポートをしてきました。その中で自分自身も結婚をして、子どもが生まれてライフステージが変わった時に、今後は子育てにフォーカスして自分の今後を考えていきたいと思い、子育てがしやすい環境、子どもが伸び伸びと育つ環境を探して宗像市を見つけて応募しました。宗像のことを前からよく知っていたわけではなく、宗像大社と道の駅むなかたに1回行ったことがあるぐらいでした。

「公務員になりたい」と前から思ってはいなかったんですけど、公務員の募集を見た時に、小学校6年生の時に卒業文集に「公務員になりたい」と書いていたのを思い出しました。なので、宗像市の職員募集の情報を知って、宗像を調べて、宗像の良さを知って応募した、という流れです。

・公務員の中でもなぜ市役所の職員に興味を持ったのですか?

公務員の中でも色々な職種がある中で当初、特に市役所の職員になりたい、という想いはありませんでした。私自身が公務員の勉強をしていたのではなく民間企業からの転職ですし、学生時代は教員を目指していました。職員募集の応募を見て宗像市の仕事内容を調べていく中で「こんなことも出来るんだ」という発見の方が多くて、より興味を持つようになりました。

・入庁して3ヶ月が経過しましたが、入庁する前と今で働くイメージの差はありますか?

良い意味でギャップもあり、ギャップもないですね。「イメージと全然違った」ということは正直なくて、思っていた以上にスピード感があると思いました。小型船がいっぱいあって、みんな前を向いて進んでいるイメージ。今は教育委員会の仕事をしていますが、色んな市から視察を受けることもありますし、宗像市の取組みを福岡県が主催している勉強会で発表する機会があったりして「宗像市は周りの市からも注目されているんだ」ということも感じました。公務員はもっと保守的なイメージだったんですけど、前向きな姿勢で働くことができるのは良いギャップでしたね。

・前職との収入の差はありますか?

一番もらっていた時と比べればちょっと減りましたね。ですが、それ以外で確実に「やりがい」を感じることが出来ます。お金だけを見ると家族も居るので多い方がいいですが、長く働いていく時にお金以外の部分で地域との繋がりや、人と人との関わりが仕事をする上で私は大事だと思っているので、宗像市に根付いて働いていくことに価値があると感じます。

・現在の仕事内容を教えてください。

教育委員会教育政策課学校整備プロジェクト室で特別支援教育係として勤務しています。
業務内容としては宗像市の小中学校の特別支援に関わる業務で、主な業務としては就学相談という翌年度の就学先を決定していくサポートをしております。

・宗像市の職員としてやってみたいこと

宗像市の職員として、どんな業務にも関わっていきたいと思っています。知識が増えたり色んな経験が出来るのは市役所の職員の魅力だと思っています。あとは私が東京出身で今、宗像市で働かせてもらっているのは、私自身が宗像市職員に魅力を感じたからで、熱い想いを持った人がどんどん集まってくれば、宗像市全体が盛り上がると思うので、職員採用に関わる業務にも関わっていきたいです。

「宗像市は良い意味で公務員らしくない」

株式会社JALスカイ九州
総務部キャリアグループ
グループ長
豊内 麻衣子

宗像市と日本航空は、2017年4月20日に包括連携協定を締結しました。日本航空にとって、福岡県内の自治体との協定締結は宗像市が初めてでした。日本航空の社員として宗像市に3年間出向していた豊内さんに当時の話をお伺いしました。

・宗像市に出向することが決まった時、宗像市のイメージはどのようなものでしたか?

私の中で公務員は事務作業をしているイメージが強かったのですが、実際に働いてみると、会話を大事にしていて、課を超えて色んな職員とコミュニケーションが取れる環境にあるのが良いなと思いました。大企業になると違う課の人に連絡を取りたい場合は建物やフロアが違ったりするのでメールなどのコミュニケーションになることが多いと思いますが、市役所は一つの建物の中に集約されているので、チームワークを発揮しながら仕事をする環境としては素敵だなと思いました。

・宗像市でどのような仕事をされましたか?

最初の一年間は経営企画課に配属され、主に大学連携、SDGsの啓発、二地域居住の推進の仕事を担当しました。一番印象に残っているのは大学連携事業です。コロナ禍で多くの制限を強いられてしまった大学生の皆さんに少しでも元気になって欲しいという思いから、宗像市の課題を解決する学生独自の取組みに対して、補助金を出すというものでした。行政の仕事について右も左もわからない中、何をどうしてよいのか分からないままスタートしましたが、職員の皆さんにご支援いただき何とかやり切ることが出来ました。

二年目からは人事課に配属されて、人材育成と職員研修、職員採用を担当しました。ですが、配属されて最初の仕事は「クレーム対応」でした。当時、宗像市にはお客様から苦言をいただいた際、「どのように対応するのか」についてのマニュアルがなく、職員が個々で対応していました。そこで接客の経験値を活かし、行政における様々な場面での対応基準を記した「苦情対応マニュアル」を作成しました。

完成後は、実際に職員の皆さんから「対応する際に参考にしたい」「会話のタイミングが理解できた」などの声や、外部団体から「参考にさせてほしい」と問い合わせをいただき、少しではありますが宗像市職員の皆さんに貢献できたという実感が持てた経験でもありました。

・宗像市で経験したことで今活きていることはありますか?

帰任後は、新しくできた総務部キャリアグループに配属され、これまでの経験が正に活かすことのできる仕事に携わっています。私はいつか「社員が自分自身のスキルを活かしながら、生き生きと仕事ができる環境や仕組みを作りたい」と考えていました。その中で、宗像市で働いた経験がそこに通じるものがあります。

私は今まで現場で「タイムプレッシャー」の中で仕事をしてきていて、色んな判断を瞬時にして、柔軟に対応する力を身につけていたんですけど、一つのことに対して「しっかり根拠をもとに理論立てて仕事をしていく」というスタイルをやったことがありませんでした。例えば、今までの仕事の中では、何か一つのことをやろうと思っても、3ヶ月間で結果を出さないといけないとか、短いスパンで切り替えながら進めていく仕事をしていたのが、自治体では計画が数年単位で考えていくんですよね。遅いと思うかもしれないですが逆に言うと、「じっくりと丁寧に深掘りをする時間がある」というのは新鮮だったし、世の中の新しい流れをキャッチして、それに対して様々な事例を勉強したり、研究しに行ったりとか。本当に職員の皆さんが学びの姿勢を止めないというところは、私にとって物凄く学びになりました。皆さんがそういう思いで仕事をされているのを肌で感じることが出来たことは、私が今まで考えていたキャリアイメージに繋がるし、ベースとなったような気がします。

このような貴重な挑戦を思う存分させてくれた宗像市と会社に心から感謝しています。

・宗像市の職員として働く魅力とは何だと思いますか?

宗像市は良い意味で「公務員らしくないな」と思います。前例のないことに挑戦することを得意とする人が多い印象です。その環境は、市役所に新卒で入ってきている人と、社会人経験があって入ってくる人が半々、という背景があるからだと思います。

公務員をやりたい、街に貢献したいという新卒の人たちの気持ちを受けとめるような受け入れ態勢があるし、社会人経験のある人は、自分自身が経験してきたスキルを生かす環境も、それを受け止めてくれる人の懐もあるから「新卒も既卒もすごくお勧め」だと思います。

また、こんなにも人と物とお金を自分で考えて仕事をすることが出来るのは、公務員ならではだと思います。会社だと予算があって、担当部署があって、職種で綺麗に分かれている中で運営をしていくのですが、若手でも行政に直接関わることが出来るのは、すごく魅力的で面白い仕事だと思います。

宗像市 総務部 人事課 人材育成係
高村 光司郎

読者の皆様、ここまで読んでいただき少し“宗像市で働く魅力”伝わりましたでしょうか?

こうした記事を企画・調整して形にしていく。これも私たちの仕事の一つです。

公務員の仕事は、一昔前のイメージからがらっと変わってきています。“決められたことを淡々とやっていく”だけではなく“自分の個性やスキルを活かして積極的に新しいことに挑戦していける”そんな方にぜひ宗像市の採用試験を受験いただきたいと思っています。

私たちと共に未来のまちづくりへ漕ぎだしましょう!

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