提供:宗像リゾートホテル 制作:宗像経済新聞編集部
宗像市神湊にある宗像リゾートホテルが、2024年6月1日から7月31日まで、ホテル内の大浴場を再建するためにクラウドファンディングを行います。
今回、クラウドファンディングを立ち上げたのは、福岡市内でミュージシャンとして活動しながら、宗像リゾートホテルの支配人をされているジョエ(定栄 達也)さん。
ジョエさんは、小学校3年生の時に宗像市に移住しました。幼少期を宗像で過ごし、営業の仕事を経験した後、流しのミュージシャンをしています。
2023年、宗像リゾートホテルのオーナーである二羽 博俊さんと流しの時に飲食店で出会い意気投合し、後に支配人としてホテルの再建を任されることになりました。
今回、新型コロナウイルスの影響を受けて閉鎖した大浴場の復活に向けて奮闘しているジョエさんに、クラウドファンディングを活用することになった経緯のお話を伺いました。
宗像リゾートホテルは、1990年に「元・神湊スカイホテル」として創立。
当時この土地に、リゾート地を作ろうという取り組みから、半分ベッドマンションのリゾートホテルが建設されました。
2019年からオーナーが二羽さんに代わり「宗像リゾートホテル」として、現在はアットホームな従業員に恵まれ、共に経営を続けています。
ホテルは福岡の都市圏、福岡市と北九州市までどちらの都市にも車で約60分で行ける距離にあり、中間地として好アクセスな場所に位置しています。
潮騒が聞こえるほど海に面していて、ホテルから徒歩30秒で行けるプライベートビーチは、玄海国定公園に指定されています。綺麗な遠浅の砂浜と美しい青い海の景観を感じることが出来ますが、地元でもまだ周知されておらずビーチは、知る人ぞ知るスポットとなっているそう。
全部屋オーシャンビューの部屋は、どの部屋からも海が眺めることが出来るのも魅力のひとつです。
リゾートホテルの名残りで客室は33平米程あり、広々とした空間で寛ぐことができ、140名を収容できるホールは、イベントや会議室として多目的に利用できるので、色々なイベントで活用することが出来ます。
従業員や住民、近所の方が手の空いた時に手伝ってくれます
2024年には、プロ野球・福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)を応援する人たちが、勝利を願って手を合わせてきた福岡市の「若鷹神社」が、宗像リゾートホテルのロビー1階に移設されました。
応援歌の歌い出しにある「玄界灘」に面しているこの地に設置された神社には、歴代選手のサインボールやバットも飾られていて、参拝者に喜ばれています。
昭和62年に鹿児島県で生まれ、宗像で育ちました。
学生時代に、福岡市内にある「ライブ&喫茶 照和のレギュラーミュージシャン」として活動。
2022年2月に自身初となるコンセプトシングルCD「釣具とギター」をリリースしました。
コロナ禍に、飲食店を一件一件訪問しながら歌い回り、2ヶ月で1,000枚を手売りして、限定枚数2,000枚を完売。
現在もミュージシャンとして、地域に根ざした活動を続けています。
宗像リゾートホテルは、創業当時から多くのお客様から愛されてきましたが、2020年の新型コロナウイルスの影響で業務を縮小・人員削減し、ホテルの営業を続けることが難しくなっていました。
一時は廃墟のように老朽化し、閉業せざるを得ない状況まで追い込まれ、賑わいが足りなかったホテルでしたが、2023年より業務改善を行い、従業員や地域の方々、知り合いがホテルの修繕を手伝ってくれて、少しずつではありますがお客様が増えてきている状況です。
しかし、老朽化とコロナ禍の影響を一番受けた大浴場はまだ閉業したままで、宿泊してくださるお客様や、近所の方が営業再開を心待ちにして下さっています。
コロナ禍の緊急事態宣言の時に大浴場を閉業しましたが、立地的に潮害影響を受け老朽化していたボイラーが営業停止したことにより故障しました。
お客様や地域の方に喜んでいただけるよう一刻も早く大浴場を再開したいのですが、再開するには老朽化したポンプやボイラー、配管など大掛かりな修繕をしなければいけません。
現在、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で大浴場再建プロジェクトの支援を呼びかけています。
目標額は700万円。支援金は2,000円から設定されています。
支援金は、大浴場のポンプ・ボイラー・配管などコストのかかる修繕費や、支援してくださった方への返礼品の発送などに充てる予定です。
リターンには、ささやかな恩返しですが支援者様の名前を彫った木札を大浴場の入口付近の壁に展示される予定です。
その他にも、支援してくださった方に癒しの場を提供出来るように、大浴場の入浴の回数券や宿泊券も準備されています。
宗像リゾートホテルを「地元に愛される、地域密着型のホテル」にしたいと考えています。
宿泊者だけではなく、レクレーションで集ってもらったり、人が多く集まれるコミュニティとして活用してもらえるようになれば嬉しいです。
今後、海岸沿いに面した敷地に向日葵やコスモスなど季節の花を植えて、海をバックに季節の花の写真が撮れる、宗像の新たな観光スポットとして、認知されていけるように「再びお客様に愛される場所になるように」と考えています。
かつて、宗像リゾートホテルの大浴場は、ホテルの住民や近所の方々のコミュニティーの場でもありました。
今回大浴場が再建されて開業したら、再びお客様や近所の方々の立ち寄り処として、憩いの場として、リラクゼーションの空間を提供できるようになる事を目指します。
大浴場の営業再開をすることによって、お客様が増えて地域の活性化にも繋がります。
ホテルの賑わいを取り戻す為に、大浴場の再建、皆様のお力をどうか貸してください。
クラウドファンディングは、6月1日~6月31日まで。