提供:一般社団法人ミラeファイン 制作:宗像経済新聞編集部
近年さまざまな自治体、企業、教育機関が取り組んでいる「SDGs」。その中でも「海ごみ」をテーマとして「福津市」を中心に社会課題に向き合っている事業者同士が連携していくイベントが開催されます。
「環境保全活動は一人でやるよりも、みんなで協力してやる」
ただ学ぶのではなく、楽しみながら学ぶ。
この思いを込めたイベントは「環境保全活動」と「エンターテイメント」を掛け合わせて「良いコミュニケーション」が生まれる可能性を秘めています。
今回は、本イベントを開催する一般社団法人ミラeファインの久保さんにお話を伺いながら、さまざまな趣向を凝らした「ふくつ・秋のeco祭り」の魅力をご紹介します。
地域のゲームリテラシーを向上させてゲームを通じて地域の社会課題に向き合い解決していくことを目的に、ゲーム要素を取り入れたごみ拾いと、海洋プラごみを利用したワークショップなどを体験できるイベントを、「むなかたクラン」が福津市津屋崎地区でプロデュースします。
イベントでは、楽しみながら参加できる環境保全活動を継続している「廃プラリサイクル工場:TSUYAZAKI BASE CAMP」(工場長:古川隆邦)や「くらげれんごう」(代表:山崎唯)などの地域プレーヤーによるecoなワークショップを開催。さらに、久留米市を拠点に筑後川のゴミ拾いや自然体験活動を継続している環境活動団体GOOD NEWS(代表:中島重人)の中島重人氏と、一般社団法人SOCIAL GOOD ENTERTAINMENT(代表理事:髙木光治、以下:SGE)の髙木光治とのトークセッションも予定しています。
なお 『海と日本PROJECT eスポGOMI in ふくつ・秋のeco祭り』は日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FORTHE BLUE」の一環で開催します。
一般社団法人ミラeファイン(所在地:福岡県福岡市、代表理事:久保春奈、以下:MeF)は、eスポーツの特性や将来性などを理解し、それを取り巻くICT環境などを積極的に活用する機会を提案していくことで、多彩なパートナーシップを実現可能にし、様々な社会課題に対して多面的に取り組むことを目的としています。今回のeco祭りが、 ゲームやeスポーツの特性をコミュニケーションツールとして有効に活用し、教育・環境・福祉・ウェルネスなどの分野において関連する事業者、有識者、団体などと、社会課題解決に向けた協働を促進し、継続性のある地域SDGs活動に貢献します。
「自分たちの街の環境を他人任せにしない。」そんな意思が見える「玄海七浦」と呼ばれるエリア。これは、北部九州沿岸(芦屋町、岡垣町、宗像市、福津市、古賀市、新宮町)を一つの観光圏と位置付けて地域横断でつなぎ、地域連携で地域力の創出に取り組んでいるブランドです。このエリアは外洋に面しているので、生活の様々な場面で海の恩恵を受けると同時に、海の現状を目の当たりにします。今や海は有限のもので、私たちの暮らしにもたらす影響が大きいことも日々実感するところです。こういうエリアだからこそ海洋環境の保全に対する意識が高く、様々なアイディアでこれに取り組んでいる地域プレーヤーが存在するのだろうと思います。福津市において、頑張りすぎないやり方で、楽しく、大人も子どもも一緒に遊びながら学べる環境保全活動を通じて、いいコミュニケーションを実践している魅力的なプレーヤーの存在を以前から知っていました。彼らのアイディアにeスポーツやゲームという要素を掛け合わせたら、どんなミッションクリアが生まれるだろうか、そんな興味が今回の福津市開催のきっかけです。
一般社団法人SOCIAL GOOD ENTERTAINMENT
代表理事 髙木光治
「楽しさで地域課題に気付く・解決することに力を注ぐ」事業を展開
株式会社Comunion(宗像経済新聞)
代表取締役 中村 昌史
広域宗像圏のビジネス&カルチャーニュースをお届けする情報配信サービスを提供
Altcom株式会社
代表取締役 柴田 真理子
ゲーム依存で不登校に悩んでいる親子を「コーチングを活用したメンタル面のオンラインサポート」と「ゲームで培った優先順位やチーム戦、攻略方法などを勉強に落とし込んだオンライン塾での学習面サポート」を提供しながら、不登校の解消、親子関係の改善、将来の不安の払拭を目指す。
東邦レオ株式会社
さとづくり48 プランナー
三澤 貴大
宗像市のひのさと48での企画運営や、不動産デベロッパーへの公共空間等のプロデュース、企業へのブランディングに携わる。
集合住宅や商業施設の植栽のメンテナンスを通じて人と人との繋がりを生み出す賑わい創出事業などを展開
株式会社ラップ
クリエイティブPR部 部長
蓑津 尚文
CMやテレビなどの映像制作を中心に、博多エリアで九州最大級のスタジオを運営。また年間1,000件以上のライブ配信事業を行う。eスポーツなど様々なイベントのプロデュース業も。
eスポGOMIは、楽しい「eスポーツ(ゲーム)」に、従来のごみ拾い活動にスポーツの要素を加えた「スポGOMI(スポーツゴミ拾い)」をかけ合わせ、環境保全活動を競技化し、チームワーク、達成感、爽快感というスポーツの要素を通じて子供から大人まで気軽に楽しく環境保全活動に関わることができるイベントです。
eスポGOMIは1チーム3名のチーム戦で、大会を前後半に分け、それぞれ30分間をごみ拾い競技時間とします。
ハーフタイムでチーム毎にゲーム対戦をし、優秀なチームは後半戦を有利に進められるアイテムをゲットできます。ごみの量と種類によって獲得ポイントを集計し成績を発表します。
くらげれんごうは「海であそび・海でまなび・海をまもる」をコンセプトに、福岡県を中心に全国で活動する海を楽しむスペシャリスト集団。50名近くいるメンバーのうち女性・母親の比率が高めで、海好き&ママ視点の環境への取り組みが注目されています。メンバーそれぞれが好きと得意を活かして活躍し、”日本一ハードルの低いビーチクリーン”や、小学校での環境学習、海のごみを使った子供向けワークショップ、アップサイクルアクセサリー制作、ごみ拾いポイ活アプリ開発などを行っています。
ふくつ秋のeco祭りでは、大人にも子供にも大人気のワークショップ、海で拾ったプラスチックを使ったカラフルなボールペンづくりを開催します。
TSUYAZAKI BASE CAMPの廃プラリサイクル機械は北海道から沖縄、石垣島、与論島など全国の廃プラリサイクル活動家から団体、企業、百貨店、テーマパーク、教育施設まで幅広く導入、稼働しています。
『誰でも身近に廃プラリサイクル』をテーマに設計、製造しています。女性から子供まで楽しく簡単に使える廃プラリサイクル体験を提供することが、廃プラリサイクル活動普及の鍵になると考えています。
『ゴミ』として捨てていた廃棄プラスチックが『資源』として再利用されるプロセスを目の当たりにすることで、『ゴミに対する価値観を変えられたら』と考えています。また、コレをキッカケとして、『無いものは自分で創る、壊れたら直して使う。』というMakers魂を子供達に伝えるファブラボを目指しています。
環境活動団体GOOD NEWSの中島重人氏と、一般社団法人SOCIAL GOOD ENTERTAINMENTの髙木光治氏との「遊びから地球環境を考える」。
河川と海で取り組んでいる場所が違う二人ですが、共通点はどこにあるのでしょうか。
環境活動団体GOOD NEWS 中島重人
3児のパパ。Good News代表(環境省環境カウンセラー)
中学生の頃、友人に誘われた事がきっかけでゴミ拾い活動に参加。以降、27年間環境活動に携わる。2008年に環境活動団体Good Newsを結成。福岡県久留米市を拠点に、毎月第2土曜日に「エコよりもニコ」をテーマに筑後川リバークリーン活動や自然体験活動を行っている。現在までに、活動への参加者はのべ10,000人を超えている。筑後川をフィールドにした様々な体験活動(遊び)を通して、筑後川を好きになってもらい、「大事にしたい」という気持ちをはぐくむきっかけづくりに取り組んでいる。
イベントタイトル:
ふくつ・秋のeco祭り
開催日時:
令和5年9月30日(土)9:00-16:00
タイムスケジュール:
9:00-12:30 eスポGOMI
13:00 -15:00 ecoワークショップ
13:30-14:15 ecoトークセッション
14:15-15:30 みんなでゲームで盛り上がろう
16:00 イベント終了
会場:
福津市まちおこしセンター 津屋崎千軒なごみ
(〒811-3304 福岡県福津市津屋崎3丁目17−3)
主催:
一般社団法人ミラeファイン
製作:
一般社団法人SOCIAL GOOD ENTERTAINMENT
協力:
株式会社ラップ、東邦レオ株式会社、宗像経済新聞
プロデュース:
むなかたクラン
後援:
福岡県福津市 市民共働部うみがめ課
「eco祭り」のecoは、攻略とスキルとコミュニケーションが必要とされるeスポーツの要素と、身近な人たちとの良好なコミュニケーションを目指すe-communication (いいコミュニケーション)の略であるeco「エコ」を掛け合わせて「ecology:環境にやさしい」という解釈です。
身の回りの様々な環境問題には様々な攻略方法があることを知ってもらい、仲間とスキルアップしてチームワークで取り組むことのおもしろさを体験してもらいたいと考えています。