全天候型こども広場「Mu-Mo(ムーモ)」(宗像市久原)が12月6日、オープンする。運営は「ベスト・キッド」。
同施設店長で「くりえいと」(くりえいと2)の長谷川和さんは「宗像市内には188カ所に公園があるほか、子どもの冒険遊び場『プレーパーク』もあり、屋外の遊び場が多数ある半面、『雨の日や猛暑日など、外で遊べない日の子どもの遊び場に困る』という声をよく耳にしてきた」と話す。
長谷川さんによると、岐阜県高山市にある「飛騨五木(ひだごぼく)」が国産木材を使った子どもの遊び場づくを展開していることを知ったのが「ムーモ」開設のきっかけという。「飛騨五木」の山崎杏奈社長は「岐阜県に5カ所、京都府に1カ所、子どもの遊び場を展開しているが、九州に進出する構想は全くなく、『宗像の子どもたちに木造の遊び場を』という熱意に動かされた」と話す。現在、2社共同で同施設を運営している。
同施設は大きく4つのエリアがあり、「だんだんハウス」には急斜面やクライミングウオール、木のボールプールなどを設置。「ぐるぐるハウス」は中央部分1階にステージやボール遊びコーナー、2階はネット遊具となっており、その周囲を走り回ることができる。「もぐもぐハウス」は小上がり部分で飲食できるエリア、中央部分は赤ちゃんがハイハイできるスペースで、木のおもちゃで自由に遊べる。中庭エリアには「ふわふわドーム」を設置する。
飲食店を2店併設するほか、同施設が宗像ユリックス(久原)の芝生広場に面していることから、一度施設を出て芝生広場でも遊べるように遊具やピクニックセットなどのレンタルも行う。
山崎さんは「子どもたちには自分が好きなことを真っすぐにやれる大人になってほしい。子どもたちに『夢中になれる時間』を提供できたら」と話す。店長の長谷川さんは「多世代で楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~17時。水曜定休。入場券は発券機とウェブで販売する。