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宗像で「共生社会」啓発イベント 特別支援学校開設を前に

「共生社会フェスタ」をアピールする宗像市職員

「共生社会フェスタ」をアピールする宗像市職員

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 「共生社会フェスタ」が12月6日、宗像ユリックス(宗像市久原)で開催される。主催は宗像市福祉政策課。

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 2026年4月に「むなかた特別支援学校」を開設する宗像市。今回のイベント開催意図について、同市福祉政策課の原田愛可さんは「イベントを通して、障害者への差別・偏見をなくし、障害の有無に関わらず、『楽しく、自分らしく、安心して』暮らせる社会の実現を目指す」と話す。

 イベントでは、障害者による楽団「ミュージックアンサンブル」によるコンサートや、障害者アーティスト集団「アトリエブラヴォ」によるライブペインティング、市の農福連携事業により正助ふるさと村で収穫した大根を使ったふるまい料理など、共生社会をテーマにした多彩なプログラムを企画している。原田さんは「コンサートでは、小さな子どもから楽しめる楽曲や楽団オリジナル曲も披露する。障害があっても活躍できる姿を実感してもらえるのでは」と話す。

 同日、障害者の「学ぶ」「働く」をテーマにしたトークセッションも行う。この時間のみ託児サービスも用意する。会場には、福岡教育大学の特別支援教育の専門家や福岡県立むなかた特別支援学校校長、障害者雇用を進める企業の代表者を招き、教育と就労の両面から共生社会の可能性を話す。

 同市同課の武丸忠輔さんは「専門家との話し合いを通して、参加する保護者が何か感じ取り、少しでも気持ちが軽くなってもらえたら」と話す。「障害の有無に関わらず、学校や社会で『生きづらさ』を抱える子どもたちやその保護者に、楽しく自分らしく生きられるいろいろな未来があることをみてほしい」とも。

 開催時間は10時~16時。託児申し込みは宗像市福祉政策課障害者福祉係(TEL 0940-36-5856)で受け付ける。 

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