波津海岸沿いに設置された「海のブランコ」の点灯式が10月16日、旅館「はつしろ」(岡垣町原)で行われた。
当日は、門司晋岡垣町町長、地元議会議員、観光協会、漁協組合、地元企業有志ら約30人が出席。窓越しにブランコを望む館内から点灯の瞬間を見守った。式典後は懇親会を開き、波津の新たな夜のにぎわいづくりを願った。
今回ライトアップしたのは、海岸沿いに設置した10台のブランコ。期間中、夕暮れ時にライトアップし、訪れた人が自由に楽しめるフォトスポットとして解放する。「海のブランコ」10台中3台は一般からネーミングを募集する。応募はインスタグラムに特定のハッシュタグを付けて投稿することで受け付ける。締め切りは10月26日。結果発表は岡垣町観光協会公式インスタグラムで行う予定。
同企画は、岡垣町観光協会と町内旅館「旅館はつしろ」「八幡屋」が運営する「リョカンピング」の一環。旅館とグランピングを掛け合わせた「リョカンピング」では、日中は砂浜に設けたテントを拠点にアクティビティーやバーベキューを楽しみ、夜は旅館でゆっくり過ごすなど、波津の自然と文化を体験できるさまざまな取り組みを2022年から行っている。
ライトアップ期間に併せて、ビーチバル「OKAGAKI BREWING STAND」も営業を始めた。岡垣町内にある酒造会社3社、「ぶどうの樹ワイナリー」「フクオカクラフト」「七曜酒造」の商品を販売するほか、ノンアルコールやソフトドリンク、おつまみなどの軽食を販売する。営業時間は17時~21時。
イベントを企画した「グラノ24K」の大堂卓哉さんは「波津海岸にかつてのにぎわいが戻るよう、これからもさまざまな企画で盛り上げていきたい。夏が終わっても波津の海にはまだまだ魅力がたくさんある。多くの人に楽しんでもらえたら」と話す。
 点灯時間は日没から21時。10月26日まで。