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宗像の高齢者団体、自作「かるた」教材に小学校で授業 福祉学習の一環で

「宗像いろはかるた」について説明する「ゆめクラブ応援団」の5人

「宗像いろはかるた」について説明する「ゆめクラブ応援団」の5人

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 宗像市のボランティア団体「ゆめクラブ応援団」のメンバーが10月7日、宗像市立東郷小学校(宗像市田熊3)で、自作の「宗像いろはかるた」を使って特別授業を行った。

絵札について解説する足立さん

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 「ゆめクラブ応援団」は、宗像市が2019年から実施する「介護予防サポーター養成講座」の卒業生で構成するボランティア団体。70~90代の74人が、自分たちの「やりたい」思いを生かした主体的な介護予防活動や地域づくりに取り組んでいる。

 活動の中で、介護予防サポーター2期生(2020年受講生)が「宗像をテーマにかるたを作ったら楽しいかも」という一言をきっかけに、約3年かけて制作したのが「宗像いろはかるた」。キーワードの選定や写真の撮影、札制作や箱作りなど、全ての工程を自分たちで行った。「宗像いろはかるた」は市内名所や特産物などを題材としたもので、楽しみながらふるさとの魅力を学べる内容になっている。「地域の子どもたちに遊んでほしい」との思いで小学校へ紹介された。

 今回の特別授業は、同校の福祉学習の一環。子どもたちに、目標を持って活動する高齢者の思いに触れ、交流を通して身近な福祉について考えてもらおうと企画した。

 授業には6年生109人が参加。介護予防サポーター2期生の5人が講師を務め、ゆめクラブ応援団の思いや活動内容、かるた制作の背景を紹介した。75歳の佐藤忠喜さんは「この年齢になると、どう寿命を全うするか考える。その時まで元気でいることを目標に参加している。日々忙しいけれど、活動が楽しい」と活動の魅力を語る。

 実際にかるた取りを体験する場面では、参加者の笑顔と歓声が体育館に広がり、世代を超えた交流のひとときとなった。キノコの女王といわれる「キヌガサダケ」や郷土料理の「きょんちゃん漬け」など、子どもたちになじみのないキーワードが絵札として紹介された際には、児童だけでなく居合わせた教師や市の職員からも驚きの声が上がった。

 参加した児童からは「市のことをかるたで楽しみながら学べた。他の人にもつなげたいと思った」「市の有名なものがレクリエーションで学べてありがたい」などの感想が聞かれた。講師を務めた足立誠さんは「子どもたちに『楽しい』と言ってもらえて、作ったかいがあった。この授業をやってよかった」と笑顔を見せた。

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