宗像市吉武にある「正助(しょうすけ)ふるさと村」(宗像市武丸)で11月19日~21日、ピーナツ堀り体験が行われ、秋空の下、多くの家族連れでにぎわった。
この体験は毎年行われているが、昨年は生育不良のため実施できず2年ぶりの開催となった。
参加者は、農園課職員から説明を聞きながら、三つ又鍬(くわ)で周りの土を柔らかくして株元から引き抜いた後、実を一つずつ手でちぎって収穫した。
同地域では珍しいピーナツ堀り。市外からの参加者も多く、八幡東区から訪れた川合雄太さんご家族は「10月に開催されたサツマイモ掘りに続いて参加した。土に植わっているピーナツを見るのは初めてで、家族皆、興奮した」と笑顔で話していた。
ピーナツの品種は「おおまさり」。名の通り、通常のものより粒が1.5倍程大きく、甘みがあるのが特徴。採れたての生ピーナツは、殻ごと塩ゆでにして食べるとホクホクとした食感が楽しめるという。今年の出来は上々で、1株で500グラム~1キロほど収穫できたという。無くなり次第終了の同体験は3日間で終了した。
広報の立石さんは「この辺りで農業体験ができる場所は少なく、多くのお問い合わせを頂いた。農業体験は食育にもなる。今年の収穫体験はこれで終わりだが、来年も、ぜひ家族で遊びに来てほしい」と話す。
正助ふるさと村では、ジャガイモ堀り、サツマイモ掘り、枝豆狩りなど野菜の収穫体験や、田植え、稲刈り、イチゴジャム作り体験などの農業体験ができる。組子細工体験、そば打ち、寄せ植え・こけ玉作りは年間を通して体験できる。