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鞍手・新延のブドウ農園がジェラート店 新事業で新たな挑戦へ

代表の岡松英樹さんと妻の麻里子さん

代表の岡松英樹さんと妻の麻里子さん

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 「ジェラートおかまつ」(鞍手町新延)がオープンして、4月1日で1カ月がたった。

10種類のジェラートが並ぶ

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 ブドウ農園・直売所「おか松屋」代表の岡松英樹さんが、食品ロスの観点から自分にできることはないかと考え開いた同店。「売り物にはならないが食べられるものはたくさんあり、それをどうにかしていきたいという気持ちがあった。ブドウのジェラートが作れたら、というところからジェラート自体に興味が湧き、ジェラート店をオープンするまでになった」と振り返る。

 「せっかくなら自分の農園だけでなく、近隣の農家からも規格外の果物を仕入れておいしく食べてもらえるようにしたい」と、現在はブドウの時期ではないため、直方市の農家から仕入れたイチゴを使った「あまおうイチゴミルク」のジェラートを販売する。このほか、八女茶を使った「八女抹茶」や手作りのアーモンドキャラメリゼを使った「アーモンドプラリネ」(以上330円~)など全10種のジェラートが並ぶ。

 岡松さんは、農家の思いが分かるからこそ中途半端なものにしたくないと、「食材をセレクトし、配合も研究している。全てのジェラートに阿蘇のジャージー牛乳を使う。和三盆など5種類の砂糖を使ったり、固形分量を調整したりして、冷たいが冷たく感じすぎないように工夫している。香りや味をしっかり感じてもらえるジェラート」と紹介する。

 「今は通りかかったら新しい店ができていたので寄ってみたというお客さまが多いが、営業を重ねていくうちに、ここのジェラートが食べたいから来たと言われる店になりたい」とも。

 営業時間は11時30分~16時30分ごろ。火曜・水曜定休。

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