にっこり文化講座「テレビ中継の裏側をのぞいて見てみよう!」「ランニング教室」が10月19日、宗像ユリックス(宗像市久原)で開催された。
翌20日に同施設を発着地として宗像・福津で行われた「プリンセス駅伝 in 宗像・福津~全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会~」の連携講座で、開催は昨年に続き2回目。
「テレビ中継の裏側をのぞいて見てみよう!」には、小学生以上の親子ら約30人が参加。同駅伝プロデューサーから、水素中継車「地球を笑顔にするくるま」について、「排気ガスではなく、水を排出するので中継車の後ろを走っている選手にも環境にも優しい車」と説明を受けた後、参加者は順に中継車に乗り込み、車の外部にあるカメラを動かしたり、車内モニターの映像を切り替える体験を行ったりした。子どもたちが3輪バイク(トライク)の後部座席に乗り、カメラを担ぐ様子を写真に収める保護者の姿も見られた。
宗像市内から参加した小学3年・6年の兄弟は「家の近くを選手が走るので、テレビ中継の裏側に興味があった。初めてカメラを持ったが、思ったより重たかった。バイクに乗りながら撮影しているのに、テレビで見る映像はブレていないので、すごいと思った」と話していた。
イベントホールで行った「ランニング教室」は、2004(平成16)年アテネオリンピック・女子マラソン金メダリストで同駅伝の解説を務めた野口みずきさんを講師に招き、約20人が参加。準備運動やムービングストレッチなどで体をほぐした後、野口さんとの会話を楽しみながらジョギングも行った。
質問コーナーでは、「プリンセス駅伝の注目選手、チームは?」「アテネオリンピックでゴールした時、どんな気持ちだった?」などの質問が飛び交う中、「走っていて苦しくなった時のモチベーションの保ち方を『ヒップホップを頭の中で奏でる』以外で教えてほしい」という質問も。野口さんは「(ヒップホップが好きなことを)よくご存じですね」と笑いながら、「走っている時に上半身をリラックスさせるといい。腕を上に上げたりするのもリフレッシュになる。昔、監督に教えてもらった」とアドバイスした。
教室の最後に野口さんは「皆さんから元気を頂いた。一緒に継続していきましょう。すてきなランニングライフを送ってもらえれば」と呼びかけ、参加者と記念撮影をして締めくくった。