キッチンカーの出店支援などを手掛けるMellow(東京都千代田区)と宗像市が連携協定を結び、10月2日より自由ヶ丘中央公園(自由ヶ丘4)でキッチンカー出店の実証実験を行っている。11月16日から、日の里団地の管理サービス事務所前広場(日の里5)でも実験が始まった。
Mellow九州事業責任者の横田さんは「当初は都市圏のオフィス街で行っていた事業が、コロナ禍により自宅でのリモートワークにより利用者が激減した。足を伸ばしづらくなっている中、普段食べられないものが食べられるキッチンカーが住宅街に出向くことで、今まで利用していた方々だけでなく、高齢世帯のニーズもあるのではないかと思い、自治体に事業提案を行った」と振り返る。同社が自治体と連携するのは九州では初。
毎回さまざまなキッチンカーが訪問し、チキンオーバーライス、唐揚げ、カレー、クレープなど多様なメニューを提供している。
「今後、コロナが収束していっても継続的にオフィスと住宅街の両方で事業を行っていきたい。キッチンカーが訪れることで、一般市民の方が公園などの公共施設を利用するきっかけにもなったように感じる。地域の活性化にもつながるのでは」と横田さんは話した。
出店は、自由ヶ丘中央公園=12月25日までの土曜11時~15時、日の里団地管理サービス事務所前広場=2月15日までの火曜16時~19時と日曜11時~17時。