「エミー」(宗像市冨地原)が8月24日、夏休みの子ども向けに工場見学を開催した。
鶏卵と鶏卵加工品の製造販売を手がける同社。森田潤年社長は「夏休みの子どもたちと親のことを考えると、子どもを外に連れて行ってあげたい気持ちはあっても熱中症などが懸念される。夏休みの思い出作りに何かできないかと思い、自社での工場見学を企画した」と話す。
当日は3部制で子ども約15人と保護者が参加。森田さんが卵の大きさや色の違い、種類など見分け方を教えたほか、「タマゴソムリエ検定」の出題、工場内見学、オリジナルパッケージ作りなどを行った。工場見学では黄身の色の濃さやコクの強さが特徴の同社ブランド卵「こいたま」の洗浄から仕分けの様子、パック詰めなどの工程を案内した。オリジナルパッケージ作りでは、参加した子どもたちがそれぞれ絵を書いたり、用意したシールを貼ったりするなど工作を楽しんだ。
福岡市から参加した小3と小1の兄弟は「クイズが楽しかった。『生卵とゆで卵の見分け方』はテレビで見て知っていた」と笑顔を見せ、福津市から参加した小1男児は「初めて工場見学をして楽しかった。自分のオリジナルの卵パックが完成してうれしかった」と話す。
森田社長は「参加した子どもだけでなく保護者も興味津々に撮影する姿が印象的だった。今後は規格外で店頭販売できない商品を工場で直売できるようにする。もっと地元の方に知ってもらい地元の方と一緒に成長していけたら。卵の魅力を世の中に広めていきたい」と話す。