「世界遺産宗像 宗像みあれ芸術祭2024」の関連プログラムとして、子ども向けのアートワークショップが8月24日・25日、アートマルシェが9月22日に開催される。
ペットボトルで作った「カノコユリ」(写真提供=宗像現代美術展実行委員会)
「世界遺産宗像 宗像みあれ芸術祭2024」は、毎年10月に行う宗像大社の秋の大祭「みあれ祭」に合わせて開催しているアートイベント。3年目となる今年、アート体験をもっと多くの子どもたちに親しんでもらい、「みあれ祭」の舞台となる海の環境問題にも関心を持ってもらおうと企画した。
8月のアートワークショップでは、ペットボトルを加工して、宗像市の花である「カノコユリ」を作る。講師は、宗像在住で海外の大学入学を控えた18 歳、河谷來明さん。「ゴミとなるペットボトルを材料にすることで、海洋ゴミや家庭ゴミについて考えるきっかけになれば」と河谷さん。完成した作品は芸術祭期間中、宗像大社に展示する予定。
9月のアートマルシェでは、自然環境に寄り添い活動している農業・漁業の生産者、飲食店などが出店するほか、「うちわ作り」「スプーン作り」などのワークショップや、ライブペインティングや音楽パフォーマンスなども予定。環境への配慮として、出店者は過剰包装を避け、一部の飲食店ではリユース容器で提供し、古布で汚れを落として返却してもらうシステムを導入する。
主催する宗像現代美術展実行委員会の青柳舞さんは「アートを見てもらうだけでなく、作り手の思いを伝え、交流の場を増やしたいと思い、ワークショップとマルシェを企画した。海の環境問題と聞くと難しいテーマに感じるかもしれないが、このイベントをきっかけに、まずは関心を持ってもらえたら」と話す。
8月のアートワークショップ開催時間は11時~16時。会場はサンリブくりえいと宗像(宗像市くりえいと1)2階。9月のアートマルシェ開催時間は13時~18時。会場は宗像ユリックス(久原)サーキットトレーニングコース。