福岡県岡垣町とスイミングスクール運営会社「はるおか」による「屋内スイミング施設の設置と管理・運営に関する基本協定締結式」が7月31日、岡垣町役場で行われた。
門司晋岡垣町長によると、町内ではプールの老朽化問題を抱えている学校が多く、それぞれの修繕工事をするには膨大な予算が必要との課題があった。かねて「町内にプールを造ってほしい」という町民の声もあったことから、今回の事業計画に踏み切ったという。
「はるおか」の錦戸里加子社長は「水泳の授業を受託することで、子どもたちには、より専門的な指導を行うことができ、先生たちの負担も減らすことができる。一番遠い学校でも当施設から車で10分。スクールバスでの送迎で十分に対応できるという岡垣町のちょうどいい広さも実現を可能にした」と話す。
「岡垣サンリーアイ」(岡垣町野間1)の町有地である駐車場の一部を「はるおか」に貸与し、プールを新設する。予定敷地面積は約1790平方メートル、建設面積は約990平方メートル。施設建設に当たり立地促進補助金が使われるほか、運営開始後5年間は水道代の半額を町が負担する。
門司町長は「サンリーアイ館内にはジムや体育館などのスポーツ施設も充実している。そうした場所ともうまく連携し、子どもだけではなく大人向けにも新しいサービスを提供していけたら」と意気込みを見せる。
新設工事は今年10月に着手、来年4月の開設を予定する。