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福津のアジアンカフェが10周年 店主思い出の地「ビンタン島」を再現

店舗外観

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 カフェ「Asian Cafe&Bar Bintan(ビンタン)」(福津市渡)が7月31日、オープン10周年を迎えた。

10周年ライブ後の出演者(最前列右から南之園史世さんと店主の和巳さん)

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 店主の南之園和巳さんと妻の史世さんが経営する同店。和巳さんが定年後に何をするか考えていた時に、史世さんの夢であった「カフェを開きたい」「海の近くに住みたい」という夢をかなえることを決めたという。史世さんは「2人でインドネシアの『ビンタン島』を訪れた時の感動が忘れられず、自分たちの店で思い出の地を再現しようと思った」と振り返る。

 席数はカウンター9席、テーブル席2卓8席。店の目の前には海が広がり、店内の窓からは船が行き来する様子が見える。入り口のドアや店内のカウンター、椅子などはバリ島から輸入した物を使い、棚にはインドネシアの工芸品や人形などを飾る。和巳さんによると、過去には福津市が舞台となった映画のロケ地に使われたこともあるという。

 カフェメニューは、生産地の異なる4種類の豆をブレンドした「ビンタンブレンド」(550円)など6種類の自家焙煎(ばいせん)コーヒーを用意する。コーヒーは全て「至福のコーヒーの3たて」と呼ぶ「焙煎したて」「ひきたて」「入れたて」を大切にしており、注文を受けてから豆を煎(い)るという。

 食事メニューは、ココナツでマイルドに仕上げた「グリーンココナツカレー」(ドリンク付き、1,400円)、「ナシゴレン」「めんたい味の中華麺」、鶏のうま煮が入った「トルコライス」「本日のパスタ」(以上、ドリンク付き1,100円)などを用意する。

 毎月第4土曜17時からは、店内で音楽ライブ「ビンタンdeナイト」を定期開催する(軽食、2ドリンク付き=2,000円。ライブ観覧は要予約)。7月27日には、宮地嶽神社(宮司元町)の石舞台で10周年記念ライブを開催。福津市で活動するアーティストを含む12組が歌と演奏を披露し、200人が来場した。

 和巳さんは「この10年の間にコロナ禍など大変なこともあったが、いつも近所の方をはじめ周りの方にたくさん助けられてきた。カフェを開くと決めた時に経験者の友人から『カフェはマスターだ』と教わった。食事やドリンクも大事だが『接客』を大切に、一人でも気軽に来てリラックスして時間を過ごしてほしい。来られたお客さまに満足して帰ってほしい」と話す。

 営業時間は10時~18時(第2・4土曜は20時まで)。火曜・水曜定休。

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