ワークショップ「帰ってきた!むなかたる会議」が5月18日、宗像市大島旧行政センター(宗像市大島)1階シェアスペース「umiba(うみば)」で行われた。主催は宗像市。
宗像市では現在、2025年から10年間の目指すべき将来像を描く、「第3次宗像市総合計画」の方針策定に向けて取り組んでいる。多くの市民に宗像の未来について考えてもらおうと、10年ぶりに同ワークショップを企画した。宗像市内各地で順次行う。
宗像市経営企画課によると、「むなかたる会議」は「第2次宗像市総合計画」を作っていた10年前に名付けた。宗像の方言で「かたる」は「参加する」の意味で、宗像のことを「語る」場、多くの方に「かたって(参加して)」ほしいとの願いを込めたという。
この日は、大島内外から市民が参加。冒頭、ファシリテーター役の「津屋崎ブランチLLP」スタッフの貴島道拓さんは「役職や立場などはこの場ではいったん忘れて、宗像の未来を語り合う仲間として自分の意見を言ったり相手の意見を聞いたりしましょう」と呼びかけた。
会議のテーマは「10年間を振り返ってどうだったか」「これからの宗像はどうなってほしいか」。グループに分かれ、「現役を引退した元気な世代の生きがいと、働く家庭の子どもたちの放課後の居場所について」「『超』鮮度というキーワードで宗像のいいところを再確認してみては」など活発に意見交換が行われた。
宗像市経営企画課の原田唯さんは「大島会場の後、宗像市内6カ所の会場で行う。同じテーマで語り、各地で集まったアイデアや意見などを10年後の街づくりに生かしていきたい。むなかたる会議は6月も継続していくので多くの方に参加してほしい」と話す。
開催日時・会場は宗像市ホームページで公開する。